美しいビジュアルと詩的な雰囲気が高く評価されてSpike Video Game Awardsの「best independent game of 2009」やAcademy of Interactive Arts & Sciencesの「Casual Game of the Year」などを受賞し、2013年にはアメリカのスミソニアン博物館が永久所蔵品に決定したPlayStation 3のゲーム「Flower(日本では商標の関係で「Flowery」として発売されています)」のiOS版が発売されました。「花びらが風に乗って飛び回り、次々と花を咲かせていく」という設定と直感的な操作感、タイムリミットもノルマもなくただ心を癒やしてくれるというユニークなコンセプトが数々のゲーマーを魅了し、カルト的人気を誇ったこのゲームを早速iOS 11でプレイしてみました。

Flower - thatgamecompany

http://thatgamecompany.com/flower/

Flower trailer video for App Store

まずはApp Storeでダウンロード。記事作成時点での価格は600円でした。データ容量が1Gもあるため、Wi-Fi環境でのダウンロードをおすすめします。



ゲームを起動すると、都市部らしき窓外の風景と灰色の部屋。窓際に植木鉢があり、植えられている花はつぼみの状態です。



画面を傾けると選択画面に。今回は初回プレイのため、このつぼみ状態の植木鉢一つしか選択肢はありません。このつぼみを長い間タップすると「現実の世界」から「夢の中の世界」へと切り替わり、プレイヤーの花を咲かせる旅がスタートします。



タップ後、まずは都市部の光景が表示されます。くすんだ色合いと遠くに見える建造中の建物が、ストレスフルな現代社会を象徴しているかのよう。



画面が切り替わると、目の前に一輪の花が咲いています。この花が、プレイヤーが操作する花びらになります。



タップすると、一枚の花びらが風に吹かれて浮かび上がります。



画面には「かじを取るには傾けて下さい」という表示。実際にスマホを動かしてみると、傾けた方向に花びらが動きます。



タップし続けると風が吹き、それに乗った花びらが自由自在にステージ上を移動します。このときタップする場所はどこでもOKで、移動する方向はあくまでもスマホの傾き具合に左右されます。このことをしっかり頭に入れておかないと、なかなか思った方向に花びらが移動してくれなくて大変です。



つぼみ状態の花に触れると開花し、新たな花びらが一枚自分の操作する花びらに加わります。



プレイしていくうちにどんどん花びらが増えていくので、終盤になると無数の花びらが風に舞ってステージを動き回ります。非常にきれいでつい見とれてしまいます。



ゲームとしての操作はこれだけ。あとはそれとなく画面がプレイヤーの行く先を示唆するのみで、「あれをしろ」「これをしろ」といった指示はありません。プレイヤーは直感的に「次はあの花を咲かせればいいんじゃないか?」「この場所に移動したらいいのかも」と判断してプレイすることになります。ステージは一定の条件を満たすとクリアとなり、集めた花びらは吹き集められて選択画面に戻ります。



とりあえず最初の面をプレイしてみたのですが、操作方法に慣れていないこともあってクリアまで15分ほどかかりました。以下がプレイ動画のダイジェストです。

「flower」iOS版プレイ動画 1stステージダイジェスト

ステージをクリアするとステージ選択画面の植木鉢が増えていき、新たなステージをプレイすることができます。「Flower」には全部で6ステージ、スタッフクレジットを兼ねたエクストラステージを含めると7ステージが存在しています。もちろん、過去のステージを再びプレイすることも可能。



最初のステージは穏やかな自然の風景でしたが、中にはこのように風車などの人工物が配置されたステージや……



夜闇の中で花や積まれた牧草が幻想的に光るステージ。



また、終盤になるとこのように崩壊した都市の中をさまようステージも現れます。



プレイしていてわかったのですが、前傾と後傾の度合いは最初のプレイする面を選択する画面をタップする時を基準としている模様。つまり、スマホを垂直にしながら選択すれば垂直が基準となり、水平にしながら選択すれば水平が基準となります。スマホでプレイする場合はコントローラーと画面が一体化しているため、水平が基準になると前傾状態で画面を見ることが難しくなります。寝転がりながらプレイしているわけでもなければ、垂直かそれより少し傾けた状態を基準にするのがよさそうです。



最後に、プレイした中できれいだった箇所のダイジェスト動画です。もしも琴線に触れる箇所があった人は、是非プレイしてみることをオススメします。

「flower」iOS版プレイ動画 フル ダイジェスト