王座奪取に成功した清水

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 ボクシングの東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦は2日、東京・後楽園ホールで行われ、同級11位の清水聡(31=大橋)が王者ノ・サミュング(25=韓国)に5回1分54秒TKO勝ちして新王者となった。2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水はプロデビューから4戦連続KO勝ち。プロ4戦目での東洋太平洋王座獲得は田中恒成(現WBO世界ライトフライ級王者、畑中)に並ぶ国内最速記録となった。

 清水は頭を下げて突っ込んでくる典型的なコリアンファイターのノに対し、最初はカウンターを狙った。だが、打ってはクリンチする王者を持て余し、3回に右フックをもらってからは接近戦での真っ向勝負に切り替えた。4回終盤にボディーで崩してから顔面へ連打を浴びせて最初のダウンを奪うと、5回にも連打でふらつき、しがみついてくるノに右アッパーから3発入れてレフェリーストップを呼び込んだ。

 清水は「まさか4戦目、デビューから1年でチャンピオンになれて、大橋会長に感謝している」とコメント。「思うように体がスムーズに動かなかったので、力でねじ伏せました」と試合を振り返った。ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(31=帝拳)より一足早いプロでの戴冠に「あいつはまだ何も持っていないので」とニヤリと笑い、「村田、頑張ってくれ」と22日に世界再挑戦を控える村田にエールを送った。大橋秀行会長は「アウトボクサーに見えて、実は清水はインファイター」と分析。「来年には必ず世界挑戦のチャンスをつくります」と約束した。