聴覚が過敏な子供の不快音対策に注目が集まっています。

勘違いされてしまった

聴覚過敏の息子さんを持つポインセチアさん(@poinsettia_noel)は9月26日、電車内で起こったエピソードをTwitterに投稿しました。

電車の中で息子さんの「音」の対策として「イヤーマフ」(防音具)をしていたところ…。

 

Twitter/@poinsettia_noel

突然、他の乗客から「小さい子にヘッドフォンで音楽聴かせて!会話しなさい」と注意を受けたそうです。

息子さんには音量の大小に関わらず、生理的に受け付けない音があるため、イヤーマフを常備しています。注意してきた方には、事情を説明して場を収めたそうです。

イヤーマフは、特にうるさい音を和らげるだけで完全に遮音するわけではありません。

もともと騒音が多い空港や工事現場で使われている道具で、近付けばきちんと会話を聞き取ることもできます。

息子さんは急に知らない人に叱られ、不安な気持ちになってしまったとのこと。

ポインセチアさんは、ヘッドホンで音楽を聴いているのではないとし、聴覚過敏について理解が広まってほしい旨をつづっています。

ツイートは反響を呼び、10万件以上リツイートされていました。

「知ることが大事」の声

ツイートには「初めて聴覚過敏の存在を知りました…。」「本当に理解、広まってほしいですね」といったコメントが寄せられています。

聴覚過敏へ理解を

今回の出来事をツイートした理由について、ポインセチアさんはこう振り返っています。

電車に乗っていた時、突然きつい口調でお叱りを受け息子がおびえてしまった事が第一の理由です。注意してきた方に事情を説明して一応納得をしていただき、その場は収まりましたが…。

息子が不安になってしまい、しばらく息子の背中を優しくさすって落ち着かせていました。その後、その方が電車を降りたのを確認してから、すぐ息子に「大丈夫だからね、心配ないよ、ママがついてるからね」と優しく声をかけて不安を取り除こうと努めました。

聴覚過敏は、「発達障害」と併せて考えてほしいとも語ります。

聴覚過敏は発達障害のお子さんに多いと言われています。息子は中度で、言葉はある程度理解できますし会話も可能ですが、同年代の子のような理解力はありません(息子は4歳ですが、精神年齢は2〜3歳あたりです)。

(電車で)何を言われたのかまでは理解していないと思いますが、嫌な空気は感じ取ったと思いますし、内容を理解できずに混乱してしまったと思います。でも、自分の気持ちを上手く表現することが苦手なだけで、決して頭が悪いわけでも感情がないわけでもありません。

理解はできなくても、きつい口調で叱られたら、それを感じ取りとても不安な気持ちになってしまいます。中にはパニックを起こしてしまうお子さんもいるかもしれません。

聴覚過敏を持つ方や子供、その家族がいることをもっと知ってほしいと言います。

私たちに突然声を掛けてきた方のように、息子のように傍目から違和感がある子を見ると、つい干渉したくなってしまう方は、老若男女問わずどこにでもいらっしゃると思います。

今回の経験を踏まえて、「イヤーマフ」や「聴覚過敏」の存在を広く知っていただくことによって、私たち家族と同じような境遇の方や子供が抱かなくてもいい不安が少しでも減ってほしいという思いから、ツイートに至りました。

Twitterなのでユーザー以外の方には届かないかもしれませんが、話題にしていただくことでTwitterをされているご家族や知人を通して、ユーザー以外でもこういった情報が届く可能性があるのではないかと考えております。

今回のツイートをきっかけに、息子のイヤーマフに直接表記するなどのアドバイスもいただけたので、そちらについても検討しています。

私の家族も含めて聴覚過敏について周りから理解を得られずに大変な思いをしている方や、小さな子供たちとそのご家族の方々がいるという事を、心のほんの片隅に留めてくださる方が一人でも多く増えてほしいと切に願っております。

ポインセチアさんの息子さんへの愛情がひしひしと伝わってきました。

同じことを繰り返さないためにも、聴覚過敏への理解が深まることが重要です。

※この記事のツイートと画像はポインセチアさん(@poinsettia_noel)の許可を得て掲載しています。