インド西部グジャラート州アーメダバードで、「グジャラート州では牛殺しは罪だが、ダリット殺しは容認されている」などと書かれたプラカードを持って抗議するダリットの人々(2016年7月31日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド西部で1日夜、カースト(身分制度)の最下層「ダリット(Dalit)」出身の男性が、ヒンズー教の伝統舞踊を鑑賞したことに腹を立てたカースト上位の男らから暴行を受けて死亡した。地元警察が2日、明らかにした。

 死亡したのはジャイエシュ・ソランキ(Jayesh Solanki)さん(21)。ソランキさんはいとこと共に、グジャラート(Gujarat)州ボルサド(Borsad)で9日間の日程で開かれたヒンズー教の祭り「ナブラトリ(Navratri)」を訪れ、民族舞踊のガルバを見ていた際に襲撃されたとみられている。

 地元のアナンド・サウラブ・シン(Anand Saurabh Singh)警察署長はAFPに対し、「被害者を撲殺した容疑で8人を逮捕した」と認めた。

 警察がいとこから受けた訴えによると、2人はガルバを鑑賞中、男1人になぜ踊りを見ていると聞かれた。男は「カースト絡みの罵声を浴びせた」後に去ったかと思うと、仲間7人を引き連れて戻り、ソランキさんらを暴行し始めたという。

 男らはまずいとこを殴打し、止めに入ったソランキさんを強く押しのけた。ソランキさんは壁に頭をぶつけてその場に倒れたという。警察は搬送先の病院でソランキさんの死亡が確認されたと明かした。

 PTI通信によると、容疑者らはダリットには「ガルバを見る権利は一切ない」と供述したという。
【翻訳編集】AFPBB News