一時同点となるゴールを叩き込んだ大迫だが、得点機を逸する場面も多く、RBライプツィヒに競り負けた。 (C) Getty Images

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 一体何をどうすれば、この泥沼から抜け出せるのか? ドイツの古豪が抱える悩みの種は尽きそうにない。
 
 日本代表FWの大迫勇也が所属するケルンは、現地時間10月1日にブンデスリーガ第7節でRBライプツィヒとホームで対戦したが、82分の大迫の同点ゴールも虚しく1-2と惜敗。国内リーグ7試合未勝利(1分け6敗)となった。
 
 ブンデスリーガで開幕5連敗を喫するなど、25シーズンぶりの欧州カップ戦への切符を掴んだ昨シーズンの躍進ぶりとは打って変わって混迷を極めているケルン。RBライプツィヒ戦でも、攻守にチグハグで安定性を欠き、フラストレーションを溜めたホームのサポーターからは大ブーイングを受ける始末だった。
 
 試合後、指揮官のペーター・シュテーガーは、「1秒たりとも白旗を振るような事を考えたことはない」と強気に現状打破を誓ったが、負の連鎖はそう簡単に断ち切れそうにないだろう。
 
 というのも、ブンデスリーガでの総得点数がわずか「2」のチームにおいて、エース格として君臨していたジョン・コルドバが、試合途中で太腿を痛めて離脱を余儀なくされたのだ。
 
 この試合では、得点力不足解消のために9月28日に契約した元ペルー代表FWのクラウディオ・ピサーロを途中出場でデビューさせたが、39歳のベテランに全てを託すのは酷にも思える。
 
 そうした悲劇的な状況に地元紙『エクスプレス』も怒り交じりに嘆いている。7節の結果を受けて同紙は、贔屓するチームを酷評した。
 
 ピサーロですら「奇跡を起こすことはできない」と辛辣に綴るエクスプレス紙は、大迫のシーズン初ゴールについても、「ユウヤ・オオサコはヘディングでゴールを決めたが、今のケルンには不十分だった」とし、さらにチームの現状を叩いている。
 
「FCケルンではなく、“FC絶望”だ。今のチームはピザのないパーティーと同等だ。勇気のあるパフォーマンスをしようと、勝利しなければならない」
 
 もちろん当の選手たちは厳しい現状を理解している。攻撃的MFのレオナルド・ビッテンコートは、「辛い敗戦だね。頭が空っぽで、僕は試合を分析することはできないよ」と語り、キャプテンのマティアス・レーマンは、「多くのチャンスを作ったし、これまではベストゲームだった。勇気も持っていたけど、苦しいね」と俯いた。
 
“FC絶望”とまで揶揄されたケルンが浮上のキッカケを掴むときは訪れるのか? 屈辱の最下位に沈むドイツの古豪は、インターナショナルマッチウイーク明けのシュツットガルト戦でまずは今シーズン初勝利を目指す。