Wanna One、ついに日本上陸! “国民プロデュース”グループはK-POPシーンの台風の目となるか

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 2017年、世界的なK-POPムーブメントの勢いが加速している。日本の音楽シーンにもその流れは波及しており、6月にTWICE、7月にBLACKPINKが鮮烈な日本デビューを果たした。ガールズグループがポップアイコンとしてティーンを中心に絶大な人気を誇る一方、同じくティーン層が夢中になっているボーイズグループの動向も見逃すことはできない。

(関連:K-POPムーブメント、なぜ再燃? DJイベント主宰者に訊く、“独自の進化”遂げる楽曲の魅力

 当サイトでは8月に現在のK-POPシーンの面白さを紐解く企画として、K-POPのDJイベントを主宰するDJに取材を行った。その際、「韓国でいま盛り上がっているアイドルやアーティスト」について質問したところ、話題にあがったのが「『PRODUCE 101 シーズン2』という番組が社会現象並の盛り上がりを見せている」こと、「8月7日に韓国デビューしたWanna Oneが流行している」ということだった。(参考:K-POPムーブメント、なぜ再燃? DJイベント主宰者に訊く、“独自の進化”遂げる楽曲の魅力)

 『PRODUCE 101 シーズン2』は、韓国のケーブルテレビ・M netで放送されているサバイバルオーディション番組だ。アイドル事務所の練習生や、アイドルデビュー経験者の総勢101名の中から、視聴者が“国民プロデューサー”となり、一つのグループを作る。毎回の放送を通してメンバーの人気投票はもちろん、コンセプトやデビュー曲、グループ名などもインターネット投票で決定する。番組内でステージに設置されたピラミッド型のセットに、人気順に着席する101人の姿は圧巻の一言だ。

 番組第1弾としてI.O.Iというガールズグループが誕生したのち、ボーイズグループを結成すべく「シーズン2」が始動。シーズン2で熾烈かつ過酷なサバイバルを戦いぬいた11人が、Wanna Oneとして8月7日にデビューを果たした。グループ名は「11名のメンバーと“国民プロデューサー”たちが1つ(One)になる」という願いをこめてつけられたのだという。

 デビューショーケースは韓国唯一のドーム球場・高尺(コチョク)スカイドームにて開催、約2万人のチケットは予約開始1分でソールドアウト。デビュー作の売上初動は、EXOの最新作に続きK-POP歴代3位を記録、iTunesでは全12の国・地域でアルバムチャート1位に輝くなど、Wanna Oneはデビュー直後からまさに国民的人気を獲得したボーイズグループへと発展を遂げた。

 そんな、今韓国でもっとも注目を集めているWanna Oneが、9月27日に日本上陸。韓国デビューミニアルバム『1×1=1(TO BE ONE)』の-JAPAN EDITION-(日本仕様盤)がついに発売された。

 9月末からは渋谷・梅田を中心に街頭ビジョンやビジュアルボードで大規模なプロモーションを展開。Wanna Oneの日本上陸が盛大に祝われている。渋谷スクランブル交差点や大阪道頓堀で彼らのビジュアルを目撃した人も多いのではないだろうか。10月6日までは渋谷・原宿エリア、梅田・心斎橋エリアにてラッピングバスの走行も行われるとのことで、街中でWanna Oneのビジュアルや音楽に遭遇する機会はしばらく続くことになりそうだ。

 『1×1=1(TO BE ONE)』-JAPAN EDITION-(日本仕様盤)には、デジタルサウンドにのせたラップが小気味好い「To Be One (Intro.)」からはじまり、K-POP最前線のビートが感じられる「활활 (Burn It Up)」や「에너제틱 (Energetic)」、軽快なポップチューン「Wanna Be (My Baby)」、アコースティックバージョンによる極上のバラード「이 자리에 (Always)」に加え、「나야 나 (Pick Me)」「Never」の再録バージョンなど、バラエティに富んだ全7曲を収録。『PRODUCE 101 シーズン2』時代から応援するファンにとっては感慨深い内容になっており、本作で彼らの音楽に触れるリスナーの入門編としても最適の1枚だ。

 また、彼らのパフォーマンスにも人気の秘密が隠されている。11人という人数を生かしたフォーメーションダンスとシンクロ率の高い振り付けは見どころの一つ。曲調によってクール/キュートとまったく異なる表情を見せることができるのもグループの強みだろう。CDの2形態には異なるMVのDVDが収録されており、音楽のみならずパフォーマンス面からもWanna Oneの魅力にふれることができる。

 Wanna Oneは今後、2018年12月までの期間限定プロジェクトとして活動する。“国民に選ばれた”先鋭11人は、日本においてもK-POPムーブメントの台風の目となるか。今からしっかり注目しておきたい。(久蔵千恵)