10月22日、東京・両国で行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチ。村田諒太は王者アッサン・エンダム(仏)と再び拳を交える。挑戦者はこのダイレクトリマッチをどう闘おうとしているのか。

――今回再戦ということで、世間的には当然「完全決着」をと言われ、倒し切ることが難しい相手であるエンダムに対して倒し切らなければという雰囲気のなか、再戦のプレッシャーに関してはどう感じていますか。

まあ、ありますね。それは。まあ、やりにくいところではありますけれども、ただ倒し切ったらそれこそ、そのぶん、本当に海外での評価も上がると思いますし、ゴルフキンとカネロの勝者への…まあリマッチするんでしょうけど、そのあたりと絡む近道にもなると思うんで、そこはもう自分への課題として考えています。

まあ最悪、判定でもいいから勝つというのがありますけど、今は倒そう倒そうというよりは、チャンスが来たらもう逃がさない練習をしています。

――前回エンダムと試合してみて、闘う前のイメージと実際はかなり違っていましたか。

もっと速いと思っていました。動きが。思ったより速くなかったというのが正直な感想です。

――4Rのエンダムの顔から落ちているダウンシーンでも、起き上がってきた。やっぱりという感じでした?その打たれ強さ、ダウンからの回復というのは。

まあ諦めない気持ちとか、効いていても僕の体を掴んで最後まで倒れないというような、気持ちの強さはやっぱり感じました。

――前回の戦い方として、ガードを固め、プレッシャーをかけ続け、相手のオーバーハンドに気を付けて、自分の強い右を打ち込むことがベースだったと思いますが、今回はその戦術を変えることは考えているんですか。

根本は変えないです。やっぱりプレッシャーをかける。相手のオーバーハンドが強いんで、それだけはもらわない。で、あとは手数をもう少し増やすだけですね。

空いているところ、空いているところと狙ってもそうそう当たるわけでもないですし、ガードの上からでもいいから何発か打つと。一発一発当たらなくても5発6発と打っていって、そのパンチがもしかしたら、たまたま顔面に当たって、倒れてくれるかもしれないというのもありますし、まあそのあたりですかね。

根本的には変えないです。

――エンダムのパンチ力はどうでしたか。

ありますけど、パンチ力はミドル級のボクサーが振ればそれはみんなあるんで。じゃあ、そのなかで特別かっていうと別にそうじゃなかったと思います。