東映なぜ「海と岩」

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東映の映画を見に行くと、オープニングにどこかの海で、大きな波が岩に打ち付けている様子が映し出されます。昔も今も海と岩です。とてもインパクトのある絵ですが、これはどこで撮影されたものなのでしょうか?

撮影地はどこ?

東映の映画のオープニングにある海と岩の撮影地は、千葉県の犬吠埼です。千葉県の東の端、関東の東の端でもあります。その太平洋につきだした犬吠埼の岬で撮影されたのです。あの猛々しい波は、太平洋の荒波だったわけですね。確かにこれほどの迫力のある波は、太平洋でなければ撮れないかもしれません。沖縄の透き通るような海や、日本海の波しぶきや、オホーツク海のこごえるような海のどれともイメージが違いますからね。

なぜ波なのか?

この映像にはきちっと「荒磯に波」というタイトルがついています。もともと東映は東京映画配給、東横映画、太泉映画という3つの映画会社がひとつになってできあがったものです。この3つの会社が1つになって、荒波に立ち向かっていくというイメージがオープニングの映像には込められているのかもしれません。実際、「荒磯に波」に映っているのは3つの岩です。この映像の撮影時から、だいぶ年月が経過しているため、この時の岩が同じ状態である可能性は低いでしょう。それだけ、変わりゆくものであるといったイメージも、この映像は含んでいるかもしれません。