(資)叶屋旅館(TSR企業コード:152044710、法人番号:9380003001908、喜多方市熱塩加納町熱塩字的場甲691、設立昭和38年6月、代表社員:遠藤久氏)は9月22日、福島地裁会津若松支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には一ノ瀬美枝弁護士(会津鶴城法律事務所、会津若松市追手町3−16、電話0242−28−5640)が選任された。
 負債総額は約4億600万円。

 江戸期に米沢街道の旅籠として創業。子宝の湯として知られる「熱塩温泉」で、中堅クラスの旅館として営業を展開していた。平成5年には旅館の全面改装を実施し、その効果もあって平成6年頃には約2億円の年間売上高を計上した。
 しかし、以降は景気低迷や同業者との競合などから減収で推移し、設備投資の負担から赤字が続いていた。23年3月に発生した東日本大震災では直接的な被害は避けられたものの、福島第一原発事故による風評被害から営業面は苦戦を強いられ、27年8月期には売上高が約4300万円まで落ち込んだ。
 東京電力からの賠償金収入により最終的には黒字としていたが、過去の赤字を抱え、厳しい資金繰りが続いていた。金融機関に対しリスケを要請してしのいでいたものの、28年8月期の売上高は約3600万円と減収に歯止めが掛からず、先行きの見通しも立たないことから、今回の措置となった。