カタルーニャ独立について語ったマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督

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 バルセロナを中心とするカタルーニャ州で、スペインからの独立を求める動きが強まっていることに関し、かつて選手、監督としてバルセロナで一時代を築いたマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も口を開いている。スペインメディア『マルカ』が1日、現地報道を伝えた。

 カタルーニャ生まれのグアルディオラ監督は、バルセロナの育成組織出身。トップチームに昇格後は、10年以上にわたって中盤のポジションを担い、6度のリーグ制覇など数々のタイトルを獲得した。その後、指導者として2007年にバルセロナBに戻ってくると、翌年からトップの監督に就任。初年度の3冠に始まり、4シーズンでリーグ制覇3度、欧州制覇2度という華々しいチームを築き上げた。

 そんな生粋の“カタラン”(カタルーニャ人)である指揮官は「カタランが社会において最も力を有した道具を使用できることを願っている」として、1日に行われた独立を問う住民投票で「賛成票」を投じたと表明。しかし、スペイン政府はこれを違憲として中止させる姿勢を示したため、そこに疑問を投げかけている。

「みんな、私たちがスペインを嫌いだと思っているかもしれないが、そうは思ってほしくないんだ。スペインはすばらしい国だ。教養があり、スポーツも強く、そして未来がある」。自らも代表チームとしてプレーした“スペイン”に配慮を見せた一方、「自分たちの未来は自分たちで決めたいと願う人びとがいるということも、理解していただかなければならない」と語気を強めた。

「スペインは真実を覆い隠そうとしてる。だが、世界中のメディアがこの件について見張っているんだ」とスペイン政府の対応を批判すると、「『エル・パイス』を読んだよ」と政権側と距離を置いた論調で知られる日刊紙の名前を挙げ、さらに言葉を続けた。

「どうやら彼らは、傷つけられた警察官がいると言っているらしいじゃないか。何によって傷つけられたんだ?投票か?実際に傷つけられたのは真逆だよ。彼らがカタルーニャの人々をゴム弾で傷つけているんだ。ゴム弾はカタルーニャでは違法なのにね」

 話は住民投票にもおよび、「なぜ私たちがイギリスのようになってはいけないのか?あそこはもう何年も、ずっと民主主義でやってきている」とEU離脱に揺れていた現在の拠点に触れつつ、「なにより投票をしなければ、そもそもカタランが独立したいと思っているのか、そうでないのかもわからないじゃないか」と主張した。

 なお、賛成が多数を占めれば48時間以内に独立を宣言するとしていたカタルーニャ州政府は2日、賛成票が約9割を占めたと発表。今後の動向が注目されている。


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