秋の深まりに連れて、紅葉狩りに出かける方も多くなりますね。
もし街路樹ではなく、いち早く本格的な紅葉を楽しみたい方であれば、やはり山間部がおすすめです。さらに、登山というと夏のイメージもあるかもしれませんが、日本には「秋こそ登りたい紅葉美に彩られた山」も数多くあります。
なにより、大自然の中で秋の澄んだ空気と美しい紅葉を眺められることこそ、秋の山登りの醍醐味でしょう。
2016年に8月11日が「山の日」に制定されましたが、実は明日10月3日は「登山の日」。そこで今回は、登山の楽しみ方に迫ります。

雲海をのぞむ頂上では、言葉にならない絶景が広がります


「山ガール」ブームで一気に増加後、登山人口は800万人で推移

2008年頃まで、登山の人口は約600万人といわれていました。しかし2009年には、1200万人を超えたとされていますが、話題となったのが「山ガール」です。これまでの登山服のイメージをがらりと変える鮮やかなファッションの登山服に身を包んだ若い女性が、山に集うようになりました。
しかし、2013年に起きた御嶽山噴火も影響し、近年では800万人ほどの登山人口に落ち着いたともいわれています。一方で山での遭難件数は増えており、2016年の山岳遭難件数は2495件、遭難者は2929人(警察庁発表)。
この数字は、統計が残っている中では過去2番目に多い数字となりましたが、山ガールの誕生によって、以前よりも山が身近な存在になった半面、山の怖さを知らない人たちも増えてしまったのかもしれません。


初心者の登山は計画が命。リュックの中身も工夫を!

遭難件数が増えているデータのとおり、気軽な気持ちで山に行くと痛い目に遭いかねません。ただ、初心者でもしっかりと計画を立てたうえで登山に臨めば、恐れることはありません。
そこで、 登山時におさえておきたいポイントがいくつかあります。
・コースタイム(目安となる歩行時間)
・食事の購入場所
・山小屋の場所(泊まる場所)
・登山道のポイント
・危険な場所
これらの点を事前にしっかりおさえて計画どおりに登れれば、よほどの悪天候や急な発病、突発的事象に見舞われない限り、初心者でも山が楽しめるはずです。
また、登山計画書をあらかじめ持参していくことも忘れてはならないポイントですし、登山ルートや持ち物の確認もしっかり行いたいものですね。
さらに、登山上級者は食料や装備を詰め込むリュックサックを1gでも軽くするため、包装ビニール、タグ等の不必要な物はすべて取り除き、金属製の缶切りなスプーン・フォークなどもプラスチック製の軽量タイプを準備するそう。そのうえで重い物はリュック上部、軽い物は下部に。加えて水から守る物、登山中に必要ない物は別のスタックバッグに入れるなどの方法を工夫を凝らしていると言います。徹底していますよね。
※2017年10月3日 一部記事を修正しました。

山小屋の位置は必ずチェック


ますば見た目から……も山登りの大事な要素

何か始めるときにまずは道具から買いそろえる……という見た目重視の人も多いのですが、登山にあたっては見た目から入るのも大事な要素です。
一般的な登山服を見るとわかるように、ザックやレインウェアなど軽い素材ながら、機能・素材的に優れたものがたくさんあります。変わりやすい山の天気に対応しつつも、デザインがきれいなものを選ぶことができれば気持ちよく登山ができますね。
さらに、忘れてはいけないのが登山靴です。
動きやすいならスニーカーでもいいじゃない?という考えは危険です。命を守る、ケガから身を守るために、岩山や滑りやすい場所でも安全に歩ける点が登山靴の特徴ですので、登山靴はとても大切。新調した際には、出かける前に足に慣らした状態にしておくこともお忘れなく!
── しっかりと計画を立て、無理せずに登山に臨む……。
秋の陽気は初心者にも適した山登りの季節ともいわれますし、美しい自然と絶景を楽しめるのが何より登山の醍醐味ですので、初心者の方は紅葉狩りを兼ねて初級レベルの山からチャレンジしてみては!

登山靴を準備して、履き慣らしておくことも大事