中国では、10月1日から国慶節(建国記念日)と中秋節による8日間の大型連休を迎える。この連休を利用して多くの中国人が日本を訪れるであろう。日本滞在中のマナーが問題視されるケースが増えているなか、日本語が理解できる中国人であれば問題ないが、理解できない人のほうが多いゆえに、日本で面倒なことに巻き込まれてしまう人もいるようだ。(イメージ写真提供:(C)elwynn/123RF)

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 中国では、10月1日から国慶節(建国記念日)と中秋節による8日間の大型連休を迎える。この連休を利用して多くの中国人が日本を訪れるであろう。日本滞在中のマナーが問題視されるケースが増えているなか、日本語が理解できる中国人であれば問題ないが、理解できない人のほうが多いゆえに、日本で面倒なことに巻き込まれてしまう人もいるようだ。

 中国メディアの今日頭条は21日、「日本旅行の際に知っておきたい標語」について伝える記事を掲載し、日本でよく見かける「マナーに関する注意書き」について紹介している。

まず記事は、「路上喫煙禁止」について紹介している。中国では大都市であれば路上喫煙が禁止になりつつあるようだが、基本的に禁煙となっている場所は日本より少ない。だが、日本では現在、公共の場所はほとんどの場所が禁煙で、タバコを吸いたければ、決められた場所で吸わなければいけないうえに、違反した場合には厳しい罰則が科される場合があることを紹介した。

 続けて、「列に並ぶ」、「土足厳禁」、「トイレをきれいに使いましょう」といった注意書きも紹介。列に並ぶことやトイレをきれいに使用することは日本では常識のマナーだが、中国では家の中でも靴をはいている人も少なくないうえ、列への割り込みは日常茶飯事のことだ。

 ほかにも記事は、「同意を得ずに他人の写真を撮る」、「ポイ捨て」、「横に広がって歩く」、「飲食店にドリンク食べ物を持ち込む」、「公共交通機関で優先席に座る」ことが禁止であることを紹介している。いずれも個々のマナーが求められることだ。中国人にとっては窮屈に感じるかもしれないが、日本旅行を楽しむためには必要なことだ。

 最後に、日本ではバスや電車の車内で携帯電話の通話をしてはいけないことや、外ではマナーモードや着信音を下げて他の人の迷惑にならないようにしないといけないことを付け加えている。この連休中どれほどの中国人が日本を訪れるのだろうか。注意すべきところは注意して、良い思い出を作ってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)elwynn/123RF)