枝野幸男代表代行ら民進党のリベラル系衆院議員の間でようやく、前原誠司代表の『希望の党』への合流に反発し、新党結成を模索する動きが出てきた。散々『希望の党』に翻弄された挙句にようやく目が覚めたという感じだ。

 

きっかけは小池百合子都知事が先週29日(2017年9月)の会見での次の発言。「排除いたします、絞らせていただくということです。安全保障や憲法観という根幹の部分で一致していることが政党の構成員として必要最低限ではないか」。

枝野代表代行が1日(10月)夜、改めて前原代表に確認を取ったところ、『希望の党』から排除されるリベラル系の民進党立候補者の多いことが判明、受け皿をつくる意向を固めた。党名として『立憲民主党』が候補に挙がっているという。

小池都知事が25日の結党会見で、『希望の党』の政策として「憲法改正」を一番に挙げ、BSフジの番組でも民進党議員の『希望の党』への参加条件について「基本的には憲法改正への対応について一人ひとり考え方を確認する」と語っていた。

ところが、28日の両院議員総会で前原代表から「誰を排除するということではない。もう一度政権交代、理想の社会の実現を一緒にやりたい。政権交代への大きなプラットフォームを我々自身でつくるということだ」といわれ、前原代表に希望の党との交渉を一任してしまった。

普通ならこの時点で、小池都知事の排除の論理と前原代表の「全員合流」という言葉のギャップに本来気づくベきで、民進党議員の先を見る目、認識の甘さを露呈させたのだ。

 

排除リスト出回る

番組が取材した政治アナリストの伊藤惇夫によると、永田町界隈には今、『希望の党』が排除したい民進党候補者の氏名が掲載された排除リストが出回っているという。

首相経験者や要職議員経験者ら17人の名前だ。それやこれや、ようやく目が覚めたのか、その中の一人野田佳彦前首相は「先に離党した人の股をくぐる気は全くありません」。

赤松広隆元衆院副議長は「節を曲げてまで(議員)バッジを守るためにどうこうってことはさらさら考えてない」。

辻本清美幹事長代行は「リベラルの力を重要と信じています。だから私は(希望の党には)行きません」。

今後は新党結成への動きが加速しそうだ。フジTV政治部の大築紅葉記者によると「民進党の支持組織で『希望の党』が欲しかった連合がどう判断するかが今後の焦点の一つになるでしょう」という。