9月の外国為替市況は、8日の外国為替市場で一時1ドル=107円台になり、2016年11月以来10カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。米国本土への相次ぐハリケーン上陸などによる米国経済の先行き不透明感の強まりと、北朝鮮が建国記念日を控えて新たな挑発行動に出るとの警戒もあって円買いが促進された。しかしそれ以降は、当面は米朝の軍事衝突が避けられるとの見方から、じりじりと円安に振れ、27日は一時1ドル=113円台になり2カ月半ぶりの円安・ドル高水準になった。

 こうしたなか、企業倒産は依然として沈静化が続き、9月の「円安」関連倒産は2件(前年同月5件)だった。また、「円高」関連倒産は2カ月連続で発生なし(前年同月ゼロ)。
 外国為替市場でのドル円相場は、依然として朝鮮半島情勢など地政学リスクの行方により展開が左右され、先行きに不透明要因が多いことから今後の為替相場の動きには注意を怠れない。