中国が原子力発電所の建設を急速に拡大させている。資料写真。

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2017年10月2日、中国が原子力発電所の建設を急速に拡大させている。参考消息が伝えた。

韓国・中央日報の28日付報道は「国際原子力機関(IAEA)の統計で、27日現在で中国では38基の原発が稼働しているほか、19基の原発が新たに建設中だ。中国は2030年までに100基を超える原発の稼働を計画している。また、原発の輸出も積極的に進めている。中国核工業グループはパキスタンに原発を建設しているほか、中国は昨年ケニアとエジプトとの間で第3世代原発の輸出に関する覚書に署名した。また、ルーマニアやアルゼンチンからも注文を取り付けており、中東やアフリカ地域の市場を集中的に開拓している」と伝えた。

中国の状況について韓国・国際原子力大学院の教授は「中国では国レベルで原発事業に資金提供などのサポートが行われている。国内の原発建設を増やすことで、部品調達などの競争力を確保している」と解説。中央日報はまた、ロシアもバングラデシュやベラルーシなどに対して原発プロジェクトへの資金提供を行っていることを紹介した。

一方で、従来の原発大国は苦境に立たされていると指摘。「米国では現在世界最多の99基が稼働しているものの、1979年のスリーマイル島原発事故以降新たな原発はほとんど建設されていない。世界第2の原子力発電国であるフランスも、マクロン大統領就任後に2026年までに原子力発電の比率を75%から50%に減らすことが決まった」としている。(翻訳・編集/川尻)