ピケ、独立問題で代表引退を示唆…涙ながらに「投票は守られるべき権利」

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 異例の無観客試合で勝利したバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケが代表引退に言及した。バルセロナ公式サイトやスペイン紙『マルカ』が1日に伝えている。

 バルセロナは同日にリーガ・エスパニョーラ第7節でラス・パルマスと対戦。同日にカタルーニャ州の独立を問う住民投票が行われ中、観客の安全を確保できないと判断したバルセロナは運営側に延期を要請したものの、「(不戦敗と制裁で)勝ち点6を失う可能性があった(ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長)」ため、無観客での試合を行うことになった。

 エルネスト・バルベルデ監督が「奇妙な試合だった」と評したこの試合に、バルセロナは3−0で勝利。試合前に投票したことをSNSで公表していたピケは多数のジャーナリストに囲まれながらインタビューに応えた。

「最悪の経験だった」と語ったピケは、投票に向かった人々が警察との衝突で負傷したことに話が及ぶと、涙を拭いながら「カタルーニャの人々を誇りに思う」と話した。そして「僕はカタルーニャ人だし、今日はなおさらそう感じている。スペインでは長い間、フランコ政権により投票ができなかった。投票は守られるべき権利だ」と自身の考えを強調した。

 さらに「スペイン代表としてプレーできると心から思っているが、何千もの人たちが反対しているのも分かっている。連盟や監督が、チームにとって僕が問題だと思うなら2018年より前に代表から離れることもできる」と告白。ピケはロシアW杯後の代表引退を表明しているが、その時期を早めることも選択肢だと明かした。

 ピケに対してはサポーターから毎回のようにブーイングや指笛が浴びせられている。先月行われたイタリア代表戦ではホーム開催にも関わらず90分間に渡ってピケにのみブーイング。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスを筆頭にライバルであるレアル・マドリードの選手たちがサポーターにブーイングをしないよう要請していたのにも関わらず、ピケへの攻撃がやむことはなかった。