ジェラール・ピケ【写真:Getty Images】

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 現地時間1日、リーガ・エスパニョーラ第7節が行われた。バルセロナはホームでラス・パルマスに3-0の快勝を収めている。

 この試合は直前まで開催すら危ぶまれていた。同じ日にバルセロナを州都とするカタルーニャ州の独立の賛否を問う住民投票が行われており、それを阻止しようとするスペイン中央政府側と、独立を支持する地元住民との間で衝突が起きるなど、街は混乱に包まれていた。

 バルサの本拠地カンプ・ノウではゲートが開かれず、クラブはキックオフ直前にラス・パルマス戦を無観客で開催すると発表した。当初はリーグ側に延期を申し入れていたが却下されたことが明らかになっており、苦渋の決断だったようだ。

 選手たちにも影響があった。『ESPN』などによれば、バルセロナが地元であり、下部組織時代からバルサでプレーしているDFジェラール・ピケは「プレーするのは本当に難しかった。プロフェッショナルとして最悪の経験だ」と、無観客でのラス・パルマス戦を振り返った。

「ロッカールームにいた僕たちはみんな、全ての選択肢について話した。プレーすることには長所と短所の両方があったけれど、最終的には試合をすることに決めた。この決定をサポーターのみんなが理解できないことはよくわかる」

 ピケ自身は試合前にカタルーニャ州で行われていた住民投票に参加した。自身のツイッターで投票する様子を公開し、カタルーニャ語で「僕はすでに投票した。僕たちは一緒になって、民主主義を擁護する」と住民投票に賛成の意思を示していた。

 だが、仮にカタルーニャ州が独立を宣言すれば、ピケはスペイン代表として戦う資格を失うかもしれない。いくつかのメディアは、以前からスペインに対して愛国心のないピケが代表選手としてプレーすべきではないと主張してきた。それに対し、本人は代表引退も示唆するコメントを残している。

「僕の存在がスペインサッカー協会にとって問題になっていると皆が信じるなら、僕はロシアW杯の前に代表から退くだろう」

 地元カタルーニャ州への帰属意識が強いピケと、それを取り巻くバルサ、スペイン代表…今後の動きから目が離せない。

text by 編集部