中国メディア・今日頭条は27日、中国でも昨今注目されている日本の職人文化がたどってきた発展の歩みを辿るとともに、歴史の中で培われてきた日本の職人、さらには日本人が持つポリシーについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)marzolino/123RF)

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 中国メディア・今日頭条は27日、中国でも昨今注目されている日本の職人文化がたどってきた発展の歩みを辿るとともに、歴史の中で培われてきた日本の職人、さらには日本人が持つポリシーについて紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本の職人文化の歴史は長く、変化の過程も振り返るに値するものだ」としたうえで、日本の職人文化のルーツは聖徳太子の飛鳥時代にまで遡ることができると説明。奈良時代には仏教が盛んとなり、仏教建築を建てる工匠が活躍したことを紹介している。

 さらに、平安時代になると、木工に加えて刀鍛冶など金属の鍛造や鋳造、紡績、印染などの技術も大きく発展して各分野の職人が生まれ、平安末期から鎌倉時代に入ると、それまで貴族に頼って生活していた職人たちが自ら技術によって生計を立てるようになったと解説。戦国時代に至るころには職人が単なる手工芸者ではなく、手工業者の概念を含むようになったと伝えている。

 そして、日本の職人が持つ仕事の理念について「実は、人と大自然との関わり合いの表現である。そして職人は大自然を畏れ敬う精神をもっていなければならず、身の丈に合った物を作ろうとする。日本人が小型家電や小型自動車、小型都市など小さくも美しいモノを生み出す点で世界をリードしているのは、日本の職人文化が日本人の血液の中に流れていることを示すものに他ならない」と論じた。

 また、日本の職人が努力を続けていく際の動力になるのが「初心忘るべからず」という精神であり、初心を忘れずにより良い物やパフォーマンスを生み出そうと努力し続ける人が「職人」と呼ばれるのだと説明している。

 今の世の中において、職人は必ずしも製品を生み出す技術者だけを指す言葉ではない。スポーツ選手やサービス業従事者、芸能関係者など、あらゆる職業の中に職人は存在しうる。「職人」や「匠」といった言葉は、鍛錬と経験の積み重ねによりすでに熟練した技術を持ちながら、さらなる高みに向かってなおも前進し続ける人に対する敬称なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)marzolino/123RF)