空美

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ムロツヨシの存在感が印象的な、漫画アプリ「ピッコマ」CMに出演「あのカワイイ子だれ?」と話題になったCM美女・空美。過去には西島秀俊がショコラティエ役で出演していた自動車のCMや、有名ドリンクメーカー、コンビニなどなど多数のCMに出演してきた彼女。柔らかな印象の見た目とは違う強気な一面や、CM仕事での失敗談など、意外な素顔に迫った!

【写真を見る】カワイイ!と話題になったCMの空美 怖がっている顔がとってもキュート!!/「ピッコマ」CMより

■ CM撮影で悔し泣き!?

――空美さんはピッコマ以外にも数多くのCMに出演されてきました。また、モデルとしても「non-no」「GINZA」「装苑」など多数の雑誌で活躍を。そもそもデビューのきっかけは?

高校2年生のときのスカウトです。中学生時代から何度か誘っていただいたことはあったんですけど、親にすごく反対されていて…。

それでも興味があったので、高校2年のときは勝手に事務所へ行って、詳しい話を聞いちゃったんです。

そして「後は契約するだけだから、それだけでも来て」って親にお願いをして、なんとか契約を。でも、その後数カ月、口を聞いてくれませんでした(笑)。

――最初はどんな仕事を?

初めての仕事を、すっごく覚えていて、結婚情報誌のモデルだったんです。私も入れて4人くらいのモデルで、ウエディングドレスを100着紹介するという企画でした。

他のモデルさんが、雑誌で見たことある方ばかりだったので「あの子知ってる!この子も!!」と嬉しかったですね。

でも、発売された雑誌を見てみると、大きな失敗をしていたことが分かって…。

高校のとき自転車通学だったので、制服の半袖シャツから出ている腕の部分が黒く日焼けしていたんですよ。

袖無しドレスを着ている写真で、腕の日焼け部分が“黒い手袋”をはめているように見えて「わ〜!なんだこれーっ!!」って(笑)。

――(笑)。では、CMのお仕事で印象的なものはありますか?

初めて一人で、メインとして出させていただいたのが、便秘のお薬のCM(2011年)なんですよ。

でもそのとき、すごくうまくいかなくて…泣いてしまいました。

――えっ、何があったんですか?

歩くシーンで、何度も何度もNGになり、全然OKが出なかったんです。「もっと普通に歩いて」って。

コレクションのショーモデルもさせていただいていたので、モデルとしてのウォーキングは練習してたんですよ。

「めっちゃレッスンしたのに、これじゃダメなんだ…。私、これしか歩けない」と…。

もちろん、最後にはなんとかOKが出て収録は終わったんですが、“普通に歩く演技”というのは結局つかめないままでした。

それが悔しくて、収録スタジオからの帰り道に泣いてしまったんです。初めて仕事で泣きましたね…。

でも、歩き方ひとつとっても、こんなに奥が深いんだと、すごく勉強になったできごとでした。

■ CMで西島秀俊と共演!しかし…

――2013年に自動車のCMにも出演を。ショコラティエに扮した西島秀俊さんのお店で、チョコレートを購入する役でした。このきっかけは?

オーディションです。ちょっと変わっていて、オーディションを受けに来た女の子たちが、西島さんの役と私がやった役の両方を演じてみるというものでビックリしました。

会場で何枚かシート(台本のようなもの)を渡され、それをすぐに覚えなくちゃいけなかったんですよ。私より早くに着いていた子たちは“ピリッ”とした空気で緊張していて、もう練習を始めていたんです。

「ああ、やばい!もうちょっと早く来れば良かった!!」と思いましたね。

――しかし、結果的には空美さんが合格を。ご自身では、何が良かったと?

その空気に飲まれず、でも“いい緊張感”を持ってオーディションを受けられたんです。

実は待機中から、ちょっとだけ「みんなすごく緊張してるから、これなら私が合格できるかもしれないぞ!」と思っていたんですよ(笑)。

――(笑)。CMの印象と違い、なかなか強気な一面があるんですね。

女の子らしい役や表現を求められることが多いですが、実際はそうでもないですね(笑)。

――そして収録本番となるわけですが、西島さんはどういった方でしたか?

すごく感じのいい方でした。

2人で、撮影用に用意されていたチョコをモグモグ食べながら、モニターをチェックしていましたね。「さっきの場面はこんな感じかー」って。

――ほんわかするエピソードです(笑)。本番は、オーディションよりもリラックスした雰囲気だったようですね。

はい。でも…お芝居には、オーディションのピリッとした空気の方が良かったみたいで。

本番では、オーディションよりもうまくできなかったんですよ。

しばらくして、別の現場でそのCMの監督さんとお会いしたんですが、監督さんも同じことを思っていたそうです。オーディションの方が“繊細な演技”だったねと。

現場がどんな空気でもしっかり演じないといけないので、私の力不足だったと思います。

――CMでは、15秒や30秒という短い時間の中で“繊細な演技”を求められるんですね…。ですが、あのCMは時期を空けて第二弾もありました。CM自体は好評だった?

おかげさまでそのようです。私のSNSにも「見たよ〜」というコメントをたくさんいただきました。

そういえばあのCM、第一弾と第二弾の収録で1年空いているんですが、西島さんの体格が全然違っていてビックリしたんです。

第一弾のときは、体に“厚み”があったんですよ。それで「ガッシリした体型の方なんだな〜」と思っていたんですが。第二弾を撮ったときは、すごくヤセていらっしゃって。

考えてみると、第一弾のときは大河ドラマ(「八重の桜」)で武士の役をされていたので、そのために鍛えていらっしゃったんですよね。

たった1年であんなに体つきを変えるなんて、本当にすごいと思います。

■ 「ムロツヨシさんは、優しくて誠実な方」

――最近では漫画アプリ「ピッコマ」のCMに出演。布団の中で空美さんが読んでいる漫画を、共演のムロツヨシさんが朗読するというものでした。怖い漫画に「キャーッ」と悲鳴をあげる空美さんが印象的ですね。こちらもオーディションですか?

はい。でもこちらは、オーディションでのエピソードは特にないんですけど(笑)。

――あ、そうなんですね(笑)。では、ムロさんの印象を教えていただけますか。

すごく人当たりが良くて、優しく誠実な方でした。

ムロさんが主演のCMということで「自分が現場をいい雰囲気にするんだ」というお気持ちが伝わってきましたね。

――ムロさんがコメディドラマで演じるような、おもしろおかしい感じで、現場を盛り上げるのでしょうか?

いえ、もっと自然体です。わざとらしくなく“普通”にしているのに、現場が明るくなるというか。

たとえば、このCMでは2人で1つの布団の中に入っているんですよ。実際に放送されるのは15秒も無いくらいですが、実際には1時間ほど布団の中にいたんです。

その合間に、何度も私が緊張しないように気遣って、話しかけてくださったんです。

「意外と暑いよね(笑)」みたいな他愛のない話で、私がリラックスできるように。

――優しい人柄が伝わってきますね。撮影で苦労された点はありますか?

苦労とまではいかないですが、CMの雰囲気や私の役割は事前に考えました。

コメディタッチなので少し大げさにしつつ、でも主役はあくまでムロさんなので目立ちすぎないようにと。

――なるほど…。

あと大変だったのは…意外かもしれませんが、アプリの画面をスクロールしていく“指”のアップの場面です。

5秒くらいのシーンに、1時間以上かかりましたね。

――えっ、そんなに!?

“CMあるある”なんですが、商品の持ち方、見せ方というのは本当に難しいんですよ。

今回だと、スマホの画面をスライドさせる指のスピードを速くしてみたり、遅くしてみたり。次に指を少し立てて、今度は寝かせてみて…と。

色々な試行錯誤を重ねて、今のCMになったんですよ。

■ ドラマで高校生役に挑戦!「大丈夫かな…(笑)」

――空美さんは、ドラマや映画にも出演されているんですよね。ドラマでは「いつかティファニーで朝食を」(日本テレビ系)、映画では「パラダイス・キス」などに出られています。

はい。モデルとしての活動の方が多いですが、お芝居もやっていきたいです。特に最近、強くそう思うようになりました。

――なぜでしょう。

写真を撮られる仕事を約10年くらい続けてきた中で、やっと「自分のやりたい表情、動きを写真で表現することができるようなってきたな」と思えるようになったんです。

ストリート系やコンサバ系など、様々なジャンルに挑戦させていただき、勉強させていただいたおかげだと思うんですけど。

「私にしかできない表現があるから、この業界にいていてもいいな、いる意味があるな」って。

それで、今まで学んだことを応用して映像にも挑戦したいんです。動きがあると負担も増えますが、表現の幅も広がりますから。

――なるほど。直近では、東野圭吾さん原作、中谷美紀さん主演の、連続ドラマW 東野圭吾「片想い」(WOWOW・第1話10/21夜10:00〜)に出演されるそうですね。

はい。まだ詳しくはお話できないんですが、高校生役で、制服を着たんですよ。もういい大人なので、大丈夫かなって(笑)。

――(笑)。それでは最後に、今後の目標はありますか?

ピッコマのCMで共演したムロツヨシさんから、収録終わりに「またね、空美ちゃん」と言っていただけたんですよ。

本当に素敵な方だったので、ぜひドラマや映画でも共演させていただけるように、頑張っていきたいですね。