世界経済フォーラムは27日、世界の137の国と地域を対象とした「世界競争力報告」の2017年版を発表した。中国の順位は前年に比べて1つ上昇し、27位となったほか、日本は前年の8位から1つ後退して9位となった。(イメージ写真提供:(C)janoka82/123RF)

写真拡大

 世界経済フォーラムは27日、世界の137の国と地域を対象とした「世界競争力報告」の2017年版を発表した。中国の順位は前年に比べて1つ上昇し、27位となったほか、日本は前年の8位から1つ後退して9位となった。

 世界競争力報告は、12の分野で世界の国・地域と地域の競争力をランキングするものだ。中国メディアの今日頭条は29日、中国は市場規模やマクロ経済環境、イノベーション力といった点で高く評価され、前年より順位を上げたことを指摘する一方、日本はトップ10入りしたものの、順位を下げたことを指摘した。

 世界競争力報告によれば、1位は9年連続でスイスとなったほか、米国は前年の3位から2位に順位を上げた。また、香港は前年の9位から6位まで順位を上げ、一気に日本を追い抜いた。

 これについて記事は「日本は2年連続で順位を下げた」と伝え、その背後には「鉄道の品質」や「産学連携」、「活躍する科学者やエンジニア」といった項目での順位下落があると指摘。日本の「鉄道の質」がスイスに抜かれて首位から2位に転落したことに対しては「日本がインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画を中国に奪われたように、日本の鉄道産業は近年、中国によって追い上げられている」と考察した。

 続けて、世界経済フォーラムのデイビット・エイクマン大中華圏首席代表は、「中国の技術開発およびその運用、人材育成における情熱と行動力は眼を見張るものがある」と述べたことを紹介。また、中国は世界競争力報告のほぼ全ての項目で成長、進歩が見られたと伝え、中国の競争力が着実に高まっていることを強調している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)janoka82/123RF)