シリア・ラッカで、損壊した国立病院の建物(2017年10月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国が支援するシリアのクルド人・アラブ人合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が、北部ラッカ(Raqa)にあるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最後の拠点の一つである国立病院への包囲網を狭めている。

 SDFはISが「首都」とするラッカのおよそ9割を制圧したが、ISの戦闘員は現在も市中心部の包囲された地区に立てこもっている。

 SDFは1日、国立病院から150メートル圏内にある激しく損壊した建物の4階に複数の兵士を配置。病院に向けて大型の機関銃を定期的に発射し、その後、IS側が反撃を行っている地点を特定するため慎重に監視した。

 シリア軍事評議会(SMC)の現地司令官は、「われわれはラッカの最終局面にある。残された場所は2か所、競技場とその周辺建物と、国立病院だ」と述べた。ただ、病院内には民間人がおり、ISが建物の近くで子どもを人間の盾として利用するなどしているため、建物の中へはまだ侵入できていないという。
【翻訳編集】AFPBB News