U-17日本代表の守護神GK谷晃生がゴール前に立ちはだかる

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[10.1 練習試合 U-17日本代表1-0常葉大浜松キャンパスサッカー部 御前崎ネクスタフィールド]

 競争を歓迎した。188cm、81kgと恵まれた体格でゴールマウスを守るGK谷晃生(G大阪ユース)は練習試合1本目の35分間を無失点に抑えた。チーム発足以来、守護神として君臨してきた背番号1は「危機感はある。危機感を感じながらいい練習ができている」と、定位置を争うライバルに刺激を受けている。

 自身以外のGK2人は“サプライズ選出”。2本目に先発したGK梅田透吾(清水ユース)はこれが初招集。3本目に入った02年生まれのGK鈴木彩艶(浦和Jrユース)は唯一、中学生からの飛び級でU-17代表メンバーに選ばれた。練習試合では3人がそれぞれ無失点に抑え、大学生を相手に完封勝利。それでも、試合の中の1つのパスミスを「もったいなかった」と何度も悔やみ、表情は晴れなかった。

 階段を駆け上がっている。高校2年生の谷は今季、高円宮杯プレミアリーグには登録されず、G大阪U-23チームの一員として開幕から4戦連続で先発。6月からはトップチームの練習に参加し、ルヴァン杯準々決勝ではベンチ入りを果たした。しかし、公式戦出場からは遠ざかっており、「試合にはあまり関わっていないので、正直自分がどこまでできるのかわからない」と葛藤はある。

 それでもトップのレベルを知ることには意義がある。背中を追うGK東口順昭をはじめ、MF井手口陽介やMF倉田秋らA代表選手を各ポジションに擁するレベルの高いガンバの環境に「練習でも自分が成長しているのは実感できる」と充実感。特に「スピード感」に成長を感じているという谷は「上のカテゴリーにいくとシュートの威力やタイミングが全然変わってくる。その中での準備や対応する力がついてきている」と胸を張った。

 上のカテゴリーで磨いた力を本大会で証明し、世界の猛者たちを封じ込める。決意を胸に決戦の地インドへ。まずは8日に行われる初戦ホンジュラス戦に照準を合わせ、「自分たち一人ひとりに役割があるので、それを実行してプレーできたら。あと一週間、最高の準備をしたい」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)


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