フランス南部マルセイユの主要駅、マルセイユ・サンシャルル駅に向かう階段で警備に当たる警察。ツイッターユーザー提供(2017年10月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)フランス南部、地中海(Mediterranean Sea)に面した同国第2の都市マルセイユ(Marseille)の主要鉄道駅で1日、イスラム教徒とみられる男が女性2人を刃物で襲い殺害した。男は警備中の兵士らにその場で射殺された。この事件について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が同日犯行声明を出した。

 犠牲者のうち1人は喉を切り裂かれていた。30代とされる容疑者は犯罪歴があり、目撃者によると襲撃に及ぶ直前に「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫んだという。

 米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、IS傘下の通信社アマック(Amaq)が「治安筋」の話として、「マルセイユ市での刃物による襲撃の実行犯は…ISの兵士の一人だ」とアラビア語で報じたという。

 ジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相は、12人前後の目撃者から聞き取りを行っているとした上で、「性質としてテロ行為の可能性があるが、現時点では確認できていない」と明かした。

 マルセイユのにぎやかな中心部にあり、立派な駅舎を誇るこの駅は、重武装した警察によって封鎖され、人々には避難が命じられた。

 フランスでは近年、ISや国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」に関連する過激派による襲撃が相次いでいる。今回の事件も、非常事態宣言が出され、今なお厳戒態勢が続く中で発生した。

 先月末時点でのAFPのまとめによると、2015年以降に同国内でイスラム過激派によって殺害された人の数は計239人に上っている。
【翻訳編集】AFPBB News