ここまでゴールを奪えていないことの責任を背負わされてきた大迫は、意地で自身初ゴールを決めたが、それ以上にチームが多くのチャンスを逃したのを悔やんだことだろう。写真は5節フランクフルト戦。 (C) Getty Images

写真拡大

 10月1日(現地時間)、ブンデスリーガ第7節でケルンはRBライプツィヒに1-2で敗れた。

 
 ともに欧州カップ出場チームでありながら、今シーズンはリーガで低調。特にケルンはここまで1分け5敗という惨憺たる成績。ヨーロッパリーグを合わせれば1分け7敗で、公式戦での最後の勝利はDFBカップ1回戦以来という有様だ。
 
 3日前のELレッドスター戦(0-1)では、前半は防戦一方でゴールも奪われ、後半に大迫勇也とビッテンコートが投入されると一転して主導権を握ったが、チャンスは作りながらも肝心のゴールは最後まで生まれなかった。
 
 このもどかしい状況に終止符を打とうという思いから、ケルンはライプツィヒ相手の今回のホームチームでは、気合の入ったプレーを序盤から見せる。
 
 スタメンとして2トップの一角に入った大迫は、ゴールへの強いこだわりを見せ、14分にはCKから、18分にはビッテンコートのクロスから、ヘディングシュートを放つが、いずれもGKグラーチにセーブされた。
 
 また、チャンスメイクでも幾つか良いプレーを見せ、15分には体勢を崩しながらもビッテンコートに縦パスを通して、好機を演出した。
 
 しかし、ケルン以上にライプツィヒはチャンスを創出し、29分にはハルシュテンベルクが左ポストをヒットするシュートを放ち、このはね返りをポウルセンがゴール前で受けるも、至近距離での一撃はGKホルンにブロックされる。
 
 そして30分、ブルーマからのパスをザビツァーがヒールで流すと、走り込んだクロシュターマンがペナルティーエリア内に侵入し、GKと右ポストのあいだを射抜いて、ライプツィヒに先制点をもたらした。
 
 またしても、先制を許してしまったケルンだが、気落ちすることなく攻め続け、33分にはラウシュがきわどいミドルを放ち、38分にはコルドバがエリア内に侵入して好機を得る。そして44分には、ビッテンコートの左サイド突破→エリア侵入からヨイッチが決定機を迎えるも、シュートは枠を外れた。
 
 後半も開始から3分でケルンにゴールチャンスが訪れるが、右サイドを突破したコルドバの折り返しを受けたビッテンコートはシュートを撃つのが遅く、DFに当ててしまう。
 
 56分には、左足を痛めたコルドバに代わってピッチに立ったばかりの、38歳の新加入FWピサーロからビッテンコートにラストパスが通り、シュートはゴールネットを揺らしたものの、これはオフサイドで認められなかった。
 
 もっとも、チャンスを逃し続けたのはライプツィヒも同様であり、徐々に穴が見えてきたケルンの守備を衝いて、次々にゴールに迫る。62分、74分、79分とパスを繋いで決定的な場面を作り出してみせた。欠場した点取り屋のヴェルナーがいれば、すでに大差がついていたかもしれない。
 
 そして80分、相手のミスでボールを得ると、ザビツァーが左サイドを抜け出して強めのクロスを中央に入れ、これをポウルセンが頭で合わせてゴール右隅に流し込み、決定的な2点目を奪った。
 
 勝利は難しくなったケルン。しかし、何とか1点を求めて力を振り絞ると、82分にようやくスコアを動かす瞬間が訪れる。ハンドベルカーのクロスから、大迫が「三度目の正直」で今シーズン自身初のゴールを、ヘッドで決めたのである。
 
 リーガでは、実に8月25日に行なわれた第2節ハンブルク戦以来となるチーム2点目が生まれ、観客が帰り始めていたスタジアムはにわかに沸いたが、ケルンは残り時間で勝点をもたらすゴールを挙げることはできなかった。
 
 これでリーガでは6敗目、公式戦では8敗目。試合内容を見れば、可能性を感じさせはしたが、逸機の多さは大きな問題だ。果たして、ケルンは「産みの苦しみ」を乗り越えられるか、あるいはここからさらに降下していくのか……。次節(10月13日)はシュツットガルトと対戦する。