初先発ながらバイエルン戦でアシストを記録したヘルタFW原口元気

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[10.1 ブンデスリーガ第7節 ヘルタ2-2バイエルン]

 ブンデスリーガは1日、第7節3日目を行い、FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンはホームでバイエルンと対戦し、2-2で引き分けた。左サイドハーフで今季初先発を飾った原口は0-2の後半6分に3人抜きのドリブル突破から追撃弾を演出。約1年ぶりとなるアシストを記録し、5連覇中の王者相手に価値ある勝ち点1獲得に貢献した。

 バイエルンは9月27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのパリSG戦に0-3で敗れ、翌28日にカルロ・アンチェロッティ前監督を解任。1998年のフランスW杯でフランス代表として優勝を経験したウィリー・サニョルヘッドコーチが暫定的に指揮を執った。

 そんなバイエルンは前半10分、左サイドで得たFKをMFジョシュア・キミッヒが蹴り込み、ニアでFWトーマス・ミュラーがフリック。一度はクリアされたが、右サイドに流れたボールをFWアリエン・ロッベンが落とすと、DFイェロメ・ボアテングが再びゴール前に放り込み、DFマッツ・フンメルスが頭で押し込んで先制点を奪った。

 一方のヘルタは前半16分、GKを起点としたカウンターから右サイドを突破したMFマシュー・レッキーが中央にクロス。PA内に走り込んだMFブラディミル・ダリダがMFハビ・マルティネスに倒されると、主審はホイッスルを鳴らし、PKの判定を下した。

 ところが、バイエルンの選手たちはファウルはなかったと猛抗議。一度はヘルタの選手がペナルティースポットにつき、同点のチャンスが訪れたように思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言を受けた主審が映像を確認した結果、ファウルを取り消した。

 それでもヘルタは前半33分、ダリダのロングボールを右サイドで受けたFWサロモン・カルーがドリブル突破。PA内まで攻め込んだところでバイエルンのディフェンスに阻まれたが、再びボールを拾ったダリダがシュートを放つ。しかし、これはGKスベン・ウルライヒに阻まれ、同点に追いつくことはできなかった。

 バイエルンは1点リードで折り返した後半4分、MFコランタン・トリッソがPA内に浮き球のパスを放り込むと、ゴール前で競り合ったFWロベルト・レワンドフスキがDFニコラス・シュタルクを跳ね飛ばしてターン。GKとの1対1を冷静に決め、リードを2点に広げた。

 2点を追う展開となったヘルタだが、前半は見せ場がなかった原口が得意のドリブルで魅せる。失点直後の後半6分、PA左手前でパスを受け、ドリブルで斜めに猛突進。キミッヒ、ボアテングをかわしてPA内右に切れ込むと、フンメルスのスライディングタックルもかわし、深い位置からのグラウンダーの折り返しをMFオンドレイ・ドゥダが押し込んだ。今季初先発で今季初アシストを記録した原口。昨年9月10日のインゴルシュタット戦(○2-0)以来、約1年ぶりのアシストとなった。

 勢いづくヘルタは後半11分、左手前からDFマービン・プラッテンハルトが左足でFKを放り込むと、トリッソがヘディングでクリアし切れず、ゴール前にこぼれたボールをカルーが冷静に流し込んだ。6分間での連続ゴール。2点ビハインドを一気に追いついた。

 バイエルンは後半14分、ロッベンに代えてMFチアゴ・アルカンタラを投入。同17分にはリベリが膝を負傷し、FWキングスレー・コマンが送り出された。リベリは自力で歩くことができず、スタッフに抱えられる形でピッチをあとにした。

 その後は互いにゴールを狙うも、目立ったチャンスをつくれない展開が続き、原口は後半42分、MFアレクサンダー・エスバインとの交代でピッチを退いた。終盤はバイエルンの猛攻を受ける形となったヘルタだが、しぶとい守りで3点目を許さず、試合は2-2のままタイムアップ。バイエルンは前節のボルフスブルク戦(△2-2)に続く2試合連続のドローとなった。


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