東口順昭(撮影:Noriko NAGANO)

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9月28日のメンバー発表の際、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10月の2試合についてこう語った。

「あまり出ていなかった選手たちに機会を与えたいと思っています。たとえば東口をゴールマウスに立たせることもあるかもしれません。何かが起こったときに東口が今後プレーすることがあれば、それも経験が必要かと思いますから。ピッチに立たせることでそのプレッシャーの中でどういうふうにプレーできるのか、またメンタル的な状態もよりわかります」

東口順昭が最初に日本代表のゴール前に立ったのは、2011年3月29日「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」だった。だがその後、国際Aマッチデビューの機会はなかなかやってこなかった。

2015年8月9日、東アジアカップ(現E-1選手権)でついにデビューを果たしたが、その後は2016年3月4日のアフガニスタン戦まで出番がなかった。2017年はまだ試合出場がない。アピールするにもこれまでチャンスはほぼなかった。

東口はしっかりとした口調で心境を語った。

「いつでも準備はしてきたし、こういう機会でしっかり自分をアピールしたいと思っています。前回はアピールと言うほどボールが来なかったので、まずは自分の特長を存分に出すことだけを考えてやっていきたいと思います」

「メンタルは、(川島)永嗣さんは抜群に強いと思うし、そういうところはこれからも学んでいきたいと思います。でも永嗣さんのいいところで勝負するんじゃなくて、自分のいいところで信頼をつかみ取れればいいと思っているので。ホンマ、自分次第だと思います」

これまで日本代表には、西川周作も林彰洋も呼ばれていた。その中で自分だけ残っていることについてはどう感じているのか。

「(リードした気持ちは)ないですね。試合に出てアピールしないといけないと思いますし、呼ばれているだけでは、意味がなくはないと思いますけど、大きな一歩ではないと思いますので、リードしているという気持ちはありません」

東口が常々自信を語っていた「ハイボールへの対処」は、ニュージーランド戦で大きくアピールできるかもしれない。同時に、監督が話していた「メンタル的な状態」で、川島に劣らないと示さなければならない。東口にとって次の出場機会は、自身の運命を左右する一戦になることだろう。

【日本蹴球合同会社/森雅史】