ヴェンゲルが獲得したセンターバック15名、失敗か成功か?

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『Squawka』は「ヴェンゲルが獲得してきたアーセナルのセンターバックを評価する」という記事を掲載した。

アーセナルでの指揮が20年を超えたヴェンゲル監督。しかしその補強方針には近年大きな批判が寄せられており、風当たりも強くなっている。

これまで彼が獲得してきたセンターバックはどんな選手がいただろうか?そしてその評価は?なお、出場試合数は8月末時点。

1:イーゴル・ステパノフス

加入:2000年

移籍金:135万ポンド(およそ1.86億円)

出場:24試合

トニー・アダムスの怪我によって、それをカバーするために獲得されたステパノフス。

ただ、その後その役割には不充分であることが明らかになっていった。彼はマンチェスター・ユナイテッド戦での1-6大敗でもフル出場している。

評価:失敗

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2:ソル・キャンベル

加入:2001年

移籍金:フリー

出場:210試合

ビッグ・ソルはライバルのトッテナムからフリーで加入。物議を醸したが、それは偉大な決断だった。

2回のリーグタイトルに貢献し、その間1試合しか負けなかった。素晴らしいプレーをアーセナルで見せた。

評価:成功

3:コロ・トゥレ

加入:2002年

移籍金:15万ポンド(およそ2069万円)

出場:327試合

コートジボワールのASECミモザからアーセナルにやってきたコロ・トゥレ。その際に何があったかは、誰もが忘れている。

しかし、わずか15万ポンドでアーセナルは7年に渡って活躍する最終ラインの要を手に入れることができた。

評価:成功

【次ページ】微妙な時期に…

4:パスカル・シガン

加入:2002年

移籍金:200万ポンド(およそ2.76億円)

出場:97試合

コロ・トゥレという当たりを引くことができたヴェンゲルは、さらに新しいセンターバックを手に入れようとした。

しかしその時はあまりうまく行かなかった。パスカル・シガンはバックアップとしても不十分だった。

評価:失敗

5:フィリップ・センデロス

加入:2003年

移籍金:135万ポンド(およそ1.86億円)

出場:114試合

平凡なスキンヘッドのディフェンダーを獲得することは失敗だったが、ヴェンゲルは次の年にもそれをやった。

センデロスはシガンよりも長続きはしたものの、アーセナルの守備陣を改善することはなかった。

評価:失敗

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6:ウィリアム・ギャラス

加入:2006年

移籍金:500万ポンド(およそ6.9億円)+アシュリー・コール

出場:142試合

アシュリー・コールを含めた大きなトレード契約の一環としてアーセナルと契約したギャラス。

クリシはコールほど良くはなかったし、ギャラスの勝利への欲望は若いアーセナルの中で浮いてしまった。求められるリーダーのタイプではなかった。

評価:失敗

7:ミカエル・シルヴェストル

加入:2008年

移籍金:80万ポンド(およそ1.1億円)

出場:43試合

アーセナルは当時最終ラインのバックアップを必要としていた。そして、そこにベテランのシルヴェストルを獲得した。

フランス人はそのタスクに辛うじて応えられる程度で、最終的には2シーズン後にフリーでチームを離れた。

評価:失敗

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8:トーマス・ヴェルマーレン

加入:2009年

移籍金:1000万ポンド(およそ13.79億円)

出場:150試合

一つの理由がある。コロ・トゥレ以来、ヴェルマーレンが最高のセンターバックであった理由が。

彼は守備もパスも得点もできる選手だった。残念ながら怪我に苦しんだ。いいプレーをしても常に怪我の恐怖があった。ただ、フィットしたときの彼のクオリティは、成功に導いてくれるものだった。

評価:成功

9:ローラン・コシェルニ

加入:2010年

移籍金:1000万ポンド(およそ13.79億円)

出場:291試合

彼ほど素晴らしいセンターバックはいないと思っているアーセナルのファンは多いだろう。彼は加入以来実際にその能力を見せている。

このフランス人は3回のFAカップ優勝に貢献し、常に適切な守備で相手の重要なアタッカーを止めている。

評価:成功

【次ページ】またベテランは今ひとつ…

10:セバスティアン・スキラッチ

加入:2010年

移籍金:400万ポンド(およそ5.52億円)

出場:39試合

非常に気の利いた契約に見えた。スキラッチはセビージャでいいプレーをしていたし、リーガのクラブでキャプテンも務めた。

しかし、プレーし始めるとどうやらバーゲンではなかったことが分かってきた。むしろ惨事だった。彼の名前をアーセナルのファンの前で言うことも憚られる。

評価:失敗

11:ペア・メルテザッカー

加入:2011年

移籍金:1200万ポンド(およそ16.55億円)

出場:210試合

8-2で敗れたオールド・トラッフォードでの試合の後、ヴェンゲルはメルテザッカーと契約した。

彼は全くスピードはなく、石油タンカーのようにターンするが、それでもアーセナルにとってはスーパーだった。リーダーであり、オーガナイザーだった。

評価:成功

【次ページ】投資額は増えるも…

12:カラム・チェインバース

加入:2014年

移籍金:1600万ポンド(およそ22.07億円)

出場:59試合

アーセナルは若いサウサンプトンの才能に目をつけ、次の最高のディフェンダーとして引き抜いた。しかし、右サイドでプレーした後で信頼は失われた。

ミドルズブラへのローンでクオリティは見せたが、今季はまたベンチだ。彼に払った1600万ポンドは生かされる日が来るのか?

評価:失敗

13:ガブリエウ・パウリスタ

加入:2015年

移籍金:1130万ポンド(およそ15.59億円)

出場:64試合

シーズン半ばで獲得されたガブリエウは、プレミアで必要とされるフィジカルには優れていた。そして、技術的、戦術的な点は教育できると考えていた。

しかし、彼は売られるまでそれに適応できなかったし、レッスンを受けているにもかかわらず英語は上達しなかった。

評価:失敗

【次ページ】価格との兼ね合いにも

14:ロブ・ホールディング

加入:2016年

移籍金:250万ポンド(およそ3.45億円)

出場:20試合

苦戦していたボルトンから引き抜かれたホールディングは、欠点が少ないディフェンダーであることを証明してきている。

いや、確かに荒い試合をすることはあるが、クオリティは明白だ。この数年で偉大な選手になるかもしれない。しかも安かった。

評価:成功

15:シュコドラン・ムスタフィ

加入:2016年

移籍金:3500万ポンド(およそ48.28億円)

出場:38試合

かなり大きな額で獲得され、メルテザッカーの完全な後釜として期待された。組織的にはそれだけの資質があり、昨季の終わりにはようやくイングランドにも馴染んだ。

夏にはチームを離れるという話があった。この価格で獲得されたことを考えれば、まずはしっかり地に足をつけるべきだ。ここで去ったら、まだ失敗のままだ。

評価:失敗?