29日、韓国の芸能専門メディア・エンターメディアが、このところ韓国で好評を集めていたバラエティー番組が思わぬ酷評にさらされた理由について報じた。写真は南北境界付近。

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2017年9月29日、韓国の芸能専門メディア・エンターメディアが、このところ韓国で好評を集めていたバラエティー番組が思わぬ酷評にさらされた理由について報じた。

MBC系列で今年6月にスタート、毎週木曜に放送中の「ようこそ、韓国は初めてだよね?」は、韓国在住の外国人が母国の友人らを案内しながら韓国の文化や歴史を紹介していく番組。メキシコ、イタリアに続き先月から5回にわたり放送された「ドイツ編」は特に人気で、放送のたびにネット上ではドイツ人出演者や企画に対し称賛の声が上がっていた。

しかし28日から放送された「ロシア編」には一転、酷評が寄せられているという。その最も大きな理由として、記事は「先に出演したドイツ人たちとの差」を挙げている。旅の日程をしっかりと組んで撮影に臨んだ案内役のドイツ人青年ダニエルやその友人たちと異なり、20代女性グループのロシア人は行き当たりばったりのような旅をしていたというのだ。

実際、ロシア編第1回で女性たちは英語をうまく話せずソウルの街で右往左往し、ようやく宿にたどり着いた後は、ソウルの人には「日常」でしかないファッションタウンの東大門(トンデムン)で食事、そこで靴下やキャラクター商品を買い、宿に戻って韓国焼酎を飲んで一日を終えた。

一方のドイツ人グループは、韓国の重要スポットとしてまず日本統治時代に独立運動家などが収監されていた西大門(ソデムン)刑務所や南北境界の非武装地帯(DMZ)を訪問、食事も地方で韓国の伝統料理を試したり、高速道路サービスエリアでつまみ食いを楽しんだり。彼らが韓国の歴史や文化に驚き感心する姿は視聴者に自国について見直すきっかけを与え、番組に対する期待値はいやが上にも高まっていた。

記事は結局、ロシア編への酷評はそれロシア編自体の問題ではなく、ドイツ編との「あまりにも大きな違い」にあるとし、「前編と異なる面を見せようとしたことは理解できるが、ドイツ編の直後にロシア編を放送したのは安全な選択ではなかったとみられる」とした。

この記事に接した韓国のネットユーザーもおおむね指摘に同意する声が多いようで、「旅も人によってスタイルが違うもの。違いを認めなきゃ」「若い子が海外旅行に行ったら私たちだってロシア人女性たちみたいに遊ぶよ」「20代の女の子たちが西大門刑務所に行く方がむしろ変」と、ロシア人グループを擁護するコメントが並ぶ。

また、「はっきり言って、ドイツの皆が『いい方』に変わった人たちだったんだよ」「ドイツ編があまりにセンセーショナルだったから、後に何がきても悪口を言われる」とドイツ編を改めて評価する声のほか、「酷評してる人たちだって、旅行の時はドイツ人のように歴史館に行って勉強しないでしょ」との指摘もあり、「ドイツ編」が韓国人視聴者にとって大きな意味を持っていたことが改めてうかがえた。(翻訳・編集/吉金)