キリンチャレンジ杯でのアピールを狙う日本代表FW杉本健勇

写真拡大

 ロシアW杯まで約9か月。本大会のメンバー入りを懸けたサバイバルレースがついにスタートするが、日本代表FW杉本健勇(C大阪)にとって、何よりも大事なのは「目の前の試合」だ。「自分はまだまだだし、この2試合が非常に大事。ここ(代表)に生き残れるかの戦い」。ニュージーランド戦(6日)とハイチ戦(10日)で与えられるであろう出場機会で、自らの力を存分に発揮するために黙々と準備を進める。

 今季のJ1リーグでゴールを量産し、W杯出場を懸けたアジア最終予選オーストラリア戦、サウジアラビア戦に臨む日本代表に初招集された。オーストラリア戦での出場はなかったものの、サウジアラビア戦では後半22分にFW岡崎慎司(レスター・シティ)に代わってピッチへと送り込まれた。「プレーが消極的だったし、要求する部分では自分からドンドン要求しないといけない」と本領発揮とはいかずに悔しさも味わったが、「要求するなど、次に自分がやらなければいけないことも分かった」と得られたものもあった。

 今回はFWの常連メンバーである岡崎が招集外となるだけでなく、バヒド・ハリルホジッチ監督が「2試合とも違ったメンバーで戦うことになると思う。この合宿ではあまり出ていなかった選手に機会を与えたい」とメンバー発表記者会見で語ったように、出場機会は巡ってくることになるだろう。

 最前線でプレーする以上、もっとも求められるのはゴールという結果。本人も「結果が一番分かりやすいし、ゴール前で仕事ができるか」と得点を意識こそしているが、「プラスアルファでやるべきことはたくさんある。ゴールだけでなく全部やらないといけない。多くを求めてもうまくいかないかもしれないけど、全部できるのが一番良いので、それを目指してやっていきたい」と目標を高く持ってピッチに立とうとしている。

 前日には、今回の日本代表に招集されているMF香川真司(ドルトムント)やFW武藤嘉紀(マインツ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)が所属クラブでゴールを記録した。自身はリーグ戦3試合ノーゴールで合流し、「最近、僕は取っていないのでうらやましい」と苦笑しながらも、「刺激を受けた」と静かに闘志を燃やす。

(取材・文 折戸岳彦)


●ロシアW杯各大陸予選一覧