ドッグフードの選び方・使い方

穀類が多いものは避ける

犬は人間と違ってデンプンを分解する唾液中に含まれるアミラーゼを持っていません。デンプンを多く含む小麦やトウモロコシなどの穀類は消化不良の原因となる場合もあります。
できるだけ原材料表にトウモロコシや小麦などの穀類が書かれていないものを選びましょう。

総合栄養食と書かれたもの

総合栄養食とは、犬が必要とする栄養の基準を満たしたフードのことです。
毎日与える主食として扱うもので、新鮮な水と一緒に与えることでそれぞれの成長段階に合わせて健康を維持することができるように、栄養素がバランス良く調整されています。
栄養素の過不足がないので毎日与えるのにはぴったりのフードです。

〜病に効果あり、〜病を予防する

「医薬品医療機器法」の規制により「〜病に効果あり、〜病を予防する」などといった表記は禁止されています。
もしこのような表記がされている場合は、法に抵触していることがありますので買わないように注意してください。

ドッグフードの使い分け

ドッグフードは年齢、体調、目的によって使い分けることができます。

年齢

フードは年齢によって分けることができます。
子犬の頃にはカロリーが高く一粒が小さく食べやすいものを与えましょう。1回で多くの量を食べることができないので数回に分けて与えることになります。
成犬になると胃袋も成長し、安定してくるので今度は基本的には体重に合ったものを与えます。ここでカロリーが多めのものを与えてしまうと肥満の原因にもなるので、しっかり計算して与えて下さい。
シニア犬になると内蔵の機能が弱まるため、消化吸収がいい良質なタンパク質を適度にあたえ回数を小分けにして与えるのもいいかと思います。シニア犬用のドッグフードも販売されているので、それを使いましょう。手作りしてもOKですが、あげてはいけないもの、あげる量などはちゃんと確認してからにしてください。

体調

肥満や内蔵疾患になった場合には治療の一環として食事療法をするという方法もあります。
それぞれの病気に合った治療用のフードを与えることで、体調を回復また安定させる手助けになります。
この場合は病院でドッグフードの種類をオススメしてくれるので、獣医さんに聞いてみましょう。

目的

歯石の付着が気になる場合は歯にくっつきにくいドライフード、歯周疾患で柔らかいものを好んだり、食欲がないならウェットフード、手作りしたいけど栄養が少し心配というときにはフリーズドライが良いでしょう。

ドッグフードを見極める3つのポイント

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犬に合ったフードというのは食べさせているうちに毛づやがよくなり、うんちの固さも適切なものになってきます。
合っていないものを食べると毛づやが悪くなったり、体重が増えない、または増えすぎる、うんちが緩い、便秘になるといったことがあります。

⊃いつきが良くなった

美味しいフードにはもちろん食いつきがよくなります。
合っている餌は愛犬の舌にも合うのでしょう。
たまに、体には合っているのに、あまりフードを食べない、または食べるのを渋る犬もいます。
まず人間の美味しい食べ物やおやつを多く与えていないか確認してください。ご飯よりも美味しいものがもらえるとわかると、ご飯は食べずにそればかり要求するようになります。もし与えていないのであれば、ただ単に好みの問題かもしれません。
フードの種類はたくさんあるので、いくつか試してみても良いかと思います。

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特定の原料に対してアレルギーを持つ犬には、その原料が入っていない餌をあげてください。
ドッグフードのケースや袋に成分表があるので、それでチェックしましょう。
アレルギーが疑われる場合は、先に犬のアレルギー検査を受けておくこともオススメします。IgE検査やリンパ球反応検査というものがあり、IgEは一般的なアレルギー検査、リンパ球反応検査は、IgE検査では発見できないアレルゲンの特定などさらに詳しく調べられ、特に食物アレルギーに関する検査にオススメです。1検査あたり2〜3万円で受けることができます。

ドッグフードが合わないとどうなるの?

ドッグフードが合うか合わないかというのは、犬によってそれぞれ違いますが、一般的に合わない場合は頻繁に下痢をしたり嘔吐を繰り返したりします。
また、皮膚のかゆみなどの症状がでることもあり、出る症状は様々です。
原因のひとつとしてドッグフードの特定の原料にアレルギーを起こしている可能性があります。
しかし、それらの症状は別の病気でもみられることなのでまずは何か病気がないか病院で診てもらってください。

まとめ

愛犬には安心して美味しくご飯を食べてもらいたいですよね。
今一度、どんな様子でドッグフードを食べているか、毛並みや体調はどうか、など愛犬の様子を観察してみましょう。それぞれに合わせたドックフードをうまく使い分けることで健康につながっていくでしょう。


(獣医師監修:加藤桂子先生)