スペイン・カタルーニャ自治州ジローナの独立の是非を問う住民投票の投票所で、入り口の扉のガラスを壊す治安警備総局員ら(2017年10月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州で1日、同州独立の是非を問う住民投票が始まった。住民投票をめぐっては、これを違法とみなす中央政府とカタルーニャ州が対立して緊張が高まっており、バルセロナ(Barcelona)などで投票箱と投票用紙が国家警察らに押収された。

 スペイン内務省は同日朝、プラスチック製の投票箱4個と積み重ねられた大量の投票用紙の画像をツイッター(Twitter)に投稿し「バルセロナで警察が最初に押収した投票箱と投票用紙だ」と説明。さらに投票が始まった午前9時(日本時間同日午後4時)ごろにも、「違法な住民投票のための用具」を没収せよとの裁判所命令に従って国家警察と治安警備総局(Guardia Civil)が展開していると投稿した。

 カタルーニャ州ジローナ(Girona)では、独立を主導するカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相が投票する予定の投票所で、機動隊が入り口のガラスを壊して強行侵入し、投票所を封鎖。既に投票しようと集まっていた住民らともみあいになり38人が負傷した。

 中央政府はカタルーニャの住民投票は違憲とした裁判所判断を根拠に今回の住民投票は違法だと主張。裁判所も9月27日、独立住民投票の準備や投票で公共の建物を使用させないよう警察に命じていた。
【翻訳編集】AFPBB News