パウリーニョがかつての苦悩を告白「全てが嫌になってしまった」

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 バルセロナに所属するブラジル代表MFパウリーニョが、キャリアの初期に過ごしたリトアニアやポーランドでの苦悩を語った。9月30日付のスペイン紙『アス』が、同じくスペイン紙の『エル・ペリオディコ』によるインタビューを引用する形で伝えている。

 パウリーニョは母国であるブラジルを離れてリトアニアでのプレーを選択した理由について「自分の国を出て、自分の知らない土地で新たな経験がしたかった」とコメント。その後のリトアニアでの生活については「全てがうまくいっていたよ。人種差別の体験に遭遇するまではね。レイシストたちの発言は僕の心の中に一生残り続けるだろう。彼らは僕のチームメイトたちにも同様の行為をした。こんなにも苦しんだ経験はない。だから、僕はリトアニアを出ていくことにしたんだ」と語っている。

 その後、パウリーニョはポーランドのLKSウッチに移籍した。しかし、パウリーニョはここでも苦しむこととなる。「詳しく述べることはできないが、クラブは契約の一部を守らなかった。ポーランドに行く前に、再び人種差別のような苦しい体験をすることがもしあれば、ブラジルに戻ることを決めていた。差別ではなかったけれども、僕はブラジルに戻ることを決めたんだ。全てが嫌になってしまった」とパウリーニョは語った。

 パウリーニョはその後ブラジルでのプレーを続けていたが、再び母国を離れる決意をする。トッテナムや広州恒大への移籍を経て、今シーズンからはバルセロナでプレーしている。パウリーニョは再びブラジルを離れると決めた理由について「どんな困難に遭遇しても、信念だけは強く持っていた。僕の人生は常に挑戦することによってつくられてきた。挑戦のないフットボールなんてフットボールじゃないと思っている」と語っている