犬の寿命は延びている

日本人の平均寿命は2015年で世界一位となっています。(女性86.8歳(世界一位)、男性80.5歳(世界六位))それに合わせてなのか、犬の寿命も延びています。
これは医療の発展と、栄養状態が良くなってきているからです。

フィラリア症の予防薬ができた

フィラリア症で言えば、治療が確立される前の犬の寿命は6〜7歳程度だったと言われています。昭和26年に一応の治療法が確立され、昭和37年ごろには毎日飲ませなくてはならないものの、予防薬ができました。

そして、昭和60年代に月1回の投与で予防できる薬が開発、使用されるようになったのです。そして、現在は年一回の注射や、月一回のスポット剤など様々な形に発展してきています。

ドッグフードの一般普及

ドッグフードでいえば、もともと日本では戦前犬は家族の食べ残しの残飯を与えていました。それが戦後、進駐軍が犬と一緒に持ち込みました。この時もドッグフードは軍用犬のためのもので、一般家庭では残飯です。

それから1960年に日本初のドッグフードが作られました。この時もやはり高価で、一般家庭の犬は残飯です。

それから10年後の1970年代になって、さまざまなフードが開発、販売されていきました。現在では輸入物から国産物、犬種別や年齢別など様々なフードが売られています。

犬の平均寿命

現在犬の平均寿命は、大型犬、小型犬で若干変わりますが、13〜15歳といわれています。中には20歳を超えて生きている犬もいます。

我が家の犬はトイプードルで、現在17歳です。
寝る時間も増え、認知症状は出ていますが、自力で動くこともできますし、食欲もあり元気です。

フード選びは慎重に

どのようなフードが良いの?

現在、ドッグフードの種類はたくさんあります。よいものを選んであげるのも、飼い主さんの使命です。良い食事は健康な体を作りますので、結果的に病気にかかりにくくなり、長生きにつながります。では、どのようなフードが良いのでしょうか。

プレミアムフード

プレミアムフードと呼ばれているもので、1圓△燭蝪押ぃ娃娃葦瀋度のものあります。
また、手作り食もいいですが、栄養に偏りがでてきてしまいがちになるので、不安な際は獣医師に確認し栄養バランスを考えて毎日同じものにならないように、気をつけなくてはなりません。

老犬用フード

老犬用フードによっては、カロリーを抑えるために皮膚や毛づやの健康を維持するのに必要な脂もカットしているものもあるので、パッケージをしっかりチェックしましょう。

うちの犬には、私の考えもあってドッグフードは外国産の、ヨーロッパ産のものを選んでいます。それはEUがペットフードの添加物に関しても法律を作っているからです。

老犬に向いているドッグフードのタイプは?

ドッグフードには、水分含有量の違う以下の4タイプの物が主流です。

ドッグフードの種類

『ドライ』『ソフトドライ』『セミモイスト』『ウェット』

ドライ

ドライはカリカリです。噛む力があるのであれば、こちらで問題ありません。犬は喉を通る大きさのものであれば、丸飲みしますので、歯がなくても好んで食べる犬もいるかもしれません。

ソフトドライ・セミモイスト

ソフトドライ、セミモイストは大まかに言うと、半生タイプです。歯周病などで歯が弱って、噛むことを嫌がる犬には適しています。

ただし、わんちゃんによっては下痢をするなどお腹を崩してしまう可能性も否定できませんので、体調の変化に気をつけながら与えてください。また、歯垢がつきやすくなるため、歯のケアも忘れずに行いましょう。

ウェット

ウェットはパウチだったり、缶詰だったりします。消化吸収がよく、水分含有量も75%と多いので、水分を摂りにくくなった、老犬には向いていると思います。

フードの切り替えは様子を見て

では、いつから切り替えればよいか、ドッグフードのパッケージなどでは『7歳以上』と記載されていることが多いです。

先に書いたように、犬の平均寿命は延びています。7歳ですと小型犬はまだまだ元気な子が多いです。大型犬ですとちょっと衰えが見えてくる年数だと思います。

7歳の誕生日のその日からシニアに切り替えるのではなく、愛犬の様子を見て、食欲がなくなってきた、食べにくそうにしている、消化吸収が怪しくなってきた、等で切り変えていくのがいいと思います。

フードの切り替え方

では、実際フードを切り替えるにはどうすれば良いのかというと、いきなり切り変えるのは場合によって犬がお腹を壊すことがあります。

初日は今までのフードに4分の1混ぜてみる。
そして翌日便に問題なければ、半分を混ぜてみる。

というように段階を踏んで、徐々に切り替えていくと下痢を予防する事が出来ます。

まとめ

いかがでしたか。犬も生き物ですので、マニュアル通りにはいきません。良いフードは犬の健康を維持してくれます。絶え間なく変化する愛犬の様子を見て、その子にあったフードに切り替えていきましょう。


(獣医師監修:加藤桂子先生)