批判が集まっているボヌッチ。その声を払拭するパフォーマンスを見せられるか。(C)Getty Images

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 鳴り物入りで加入しただけに、上手くいかないときの反動も大きい。今ひとつ調子が上がらないミランのレオナルド・ボヌッチは、厳しい批判の声に晒されている。
 
 ユベントスの大黒柱だったボヌッチの加入&キャプテン就任は、大改革に踏み切っていたミランのレベルをさらに大きく引き上げると期待されていた。だが、チームはセリエAで早くも2敗を喫しており、守備陣は6試合で8失点を許している。
 
 現地時間9月28日のヨーロッパリーグ(リエカ戦)でも、ボヌッチは終盤に相手に入れ替わられた末に失点を許して批判を浴びた。格下を相手に2点を先行しながら追いつかれる苦しい展開を招いたミランは、最終的に勝利したものの、夏から開幕直後にかけての高揚感がすでに消え去っている。
 
 ボヌッチは試合翌日、SNSで「僕らは勝った。大事なのはそれだけだ」とコメント。結果を出したことを強調している。しかし、この発言にはサポーターから厳しいリアクションも寄せられた。
 
 イタリア『メディアセット』のアンケートでは、1万7000人超のサポーターうち、84%がボヌッチは「低調でミスが多すぎる」と指摘。「主将なのだから表立って仲間を鼓舞すべき」(16%)という考え方よりも、「言葉より行動で示すべき」との声が大多数を占めた。
 
 当然、外野からも辛辣なコメントが届くようになっている。イタリア紙『トゥットスポルト』によると、かつてナポリでGMを務めたピエルパオロ・マリーノは「ミランはもうボヌッチ獲得を後悔しているだろう」と言い放った。
 
「(ヴィンチェンツォ・)モンテッラ監督は自分のプランを変えて3バックにしなければならなかった。それだけじゃない。ミランはやり直せるならボヌッチを獲得せず、あの4000万ユーロ(約51億2000万円)をトップクラスのアタッカーの獲得に使っていただろうね」
 
 しかし、指揮官はボヌッチを擁護している。『スカイ・スポーツ』によると、モンテッラ監督は30日に「彼はミランの問題ではないし、今後も問題にはならない」と強調した。
 
「改善の必要があることは、誰よりも彼が分かっている。ボヌッチはチームで唯一、勝利を手にしてきた男だ。彼の獲得を後悔しているなど、まったくないね。とても満足している。全部が大げさだよ。リエカ戦の失点も彼の責任ではなく、チームが間違えたんだ」
 
 指揮官の進退も騒がしくなりつつあるミランは、10月1日のセリエA7節でローマ戦、さらにその翌節でインテルとのミラノ・ダービーを迎える。モンテッラ監督の「テスト」にもなると言われる2つのビッグマッチで、ボヌッチとミランは流れを変えることができるだろうか。