“東四国クラシコ”はスコアレスドロー

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[10.1 J2第35節 讃岐0-0徳島 ピカスタ]

 Pikaraスタジアムで行われた18位カマタマーレ讃岐と7位徳島ヴォルティスの“東四国クラシコ”はスコアレスドローに終わった。これで通算対戦成績は讃岐の4分2敗。徳島はリーグ戦3連続ドローで6試合勝ちなし(4分2敗)となり、J1昇格プレーオフ圏内浮上のチャンスを逃した。

 讃岐は前節・岡山戦(1-0)からのスタメン変更はなく、フォーメーションも4-4-2を継続。GK清水健太をゴールマウスに据え、最終ラインには右からDF西弘則、DFアラン、DF岡村和哉、DFアレックスが入った。中盤はMF高木和正とMF永田亮太がダブルボランチを組み、右サイドハーフにMF渡邉大剛、左にMF仲間隼斗。2トップはFW馬場賢治とFW我那覇和樹が務めた。

 一方、徳島は前節・町田戦(2-2)から先発3人をチェンジ。DF井筒陸也が2試合ぶり、MF大崎淳矢とMF前川大河が3試合ぶりにスタメン復帰した。布陣は前節までの3-4-1-2から、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2に変更。GK長谷川徹がゴールを守り、最終ラインは右からMF馬渡和彰、DF藤原広太朗、DF大崎玲央、井筒が務めた。中盤はアンカーにMF岩尾憲を配置し、右に前川、左にMF杉本太郎、トップ下に大崎。前線は2人合わせて今季30ゴールを叩き出しているFW渡大生(19得点)とFW山崎凌吾(11得点)が2トップを組んだ。

 隣県のライバル同士が激突する“東四国クラシコ”。過去5試合は徳島が2勝3分と無敗を誇るが、リーグ戦直近10試合の成績は2勝4分4敗の徳島に対し、讃岐が6勝2分2敗と勢いで勝る。その好調のチームをけん引するのは7月に加入したアレックスだ。34歳のブラジル人DFは移籍後初出場から10試合連続で先発すると、前節にJリーグ通算450試合出場を達成。徳島との初の古巣戦となる今節の試合前には、記録達成のセレモニーが開催された。

 徳島戦での初勝利を目指す讃岐はそのアレックスを起点に、この試合のファーストチャンスを生み出す。前半3分、左サイドでボールを受けたアレックスが得意の左足で鋭いクロスを送ると、ニアで合わせたのは馬場。軌道をそらすようにゴール右を狙ったが、惜しくも枠をとらえ切れない。

 序盤は押され気味だった徳島も徐々に反撃。前半6分に杉本がPA手前左から右足でグラウンダーのシュートを放ち、アランに当たったボールが浮き上がってクロスバーを直撃する。その流れから馬渡が左足で強烈なミドルシュートを放ったが、ゴール右に外れた。

 前半27分には徳島らしいパスワークから決定機を創出。右サイドで前川からの縦パスを受けた山崎が中央につなぎ、杉本がワンタッチで渡を走らせるスルーパスを送る。PA内に抜け出した渡は飛び出したGK清水より先に右足でボールに合わせるも、左ポストに嫌われた。

 数秒後の前半27分にはPA手前左から岩尾が右足で弾丸シュート。ゴール前でフリーとなった山崎がダイビングヘッドで合わせようとするが、届かずにボールはゴール右へと外れる。ピンチをしのいだ讃岐も同32分にPA手前右から馬場が右足で狙うも、シュートはクロスバーを越え、前半はスコアレスで折り返した。

 “クラシコ”の名にふさわしく、白熱した攻防を繰り広げる両チーム。後半はより球際の激しさが増していく。ボールを回しつつ讃岐の守備陣が食いついて出来たスペースを狙う徳島は、後半6分に絶好機を作り出す。敵陣でのパスワークを経て杉本からPA手前やや左の渡に鋭いくさびが入ると、渡はシュートと見せかけ、寄せてきた相手守備陣の背後へスルーパスを供給。PA内中央にフリーで抜け出した大崎が右足でゴール左に流し込むが、オフサイドを取られた。

 後半9分には讃岐の高木が左サイド後方から左足で正確なロングパス。PA内右に走り込んだ渡邉が右足でダイレクトシュートを打つも、わずかにゴール左へ外れる。徳島も直後の同10分にPA内右の大崎が頭で折り返すと、ゴール目の前の渡が右足でシュート。だが、ジャストミートできず、西、GK清水、西と連続で当たったボールは右ポストを叩いた。

 1点を巡る熾烈な攻防は続く。後半19分、途中出場のFW原一樹の右クロスをPA内左の馬場がヘッドで落とし、走り込んだアレックスが左足を強振。しかし、渾身のシュートは大きく枠を外れる。攻勢に出る讃岐だったが、同30分に途中出場のMF大沢朋也が右サイドでボールを失った流れからカウンターを浴びると、手を使って前川の突破を防いだアランにイエローカード。この日2枚目で退場となった。

 徳島は数的優位を生かし、讃岐を押し込む場面が増加。後半37分には途中出場のMF島屋八徳が左サイドから中央にパスを送り、山崎がワンタッチで流したボールが相手DFに当たって裏へこぼれる。PA内中央に抜け出した渡が至近距離から右足を思い切り振り抜くが、シュートはGK清水のビッグセーブに遭った。

 徳島の猛攻を受ける讃岐もセットプレーなどで得点のチャンスをうかがい、最後までどちらに転ぶか分からない展開に。しかし、スコアは動くことなく、0-0でタイムアップを迎えた。


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