トルコのイスタンブール市内で行われた、イラク北部クルド自治区の住民投票に対する抗議デモ(2017年9月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は9月30日、イラク北部クルド自治区政府が先日実施した独立の賛否を問う住民投票にイスラエルの情報機関モサド(Mossad)が協力したとの認識を示し、賛成多数を喜ぶクルド人がイスラエルの旗を掲げていたのが証拠だと主張した。

 トルコが今回の住民投票に強硬に反対し、自治区への制裁措置を警告しているのは、国内に相当数存在する少数派のクルド人をめぐる不安を反映している。

 エルドアン大統領は東部エルズルム(Erzurum)で行った演説の中で、住民投票の結果を祝うイラクのクルド人の一部がイスラエルの旗を掲げたのは嘆かわしいと述べた。その上で「これが示しているのは、(イラク北部の)自治区政府が以前からモサドとつながりを持ち、協力関係にあるということだ」と主張した。この演説はテレビで放送された。

 住民投票をめぐってはイランやバグダッド(Baghdad)のイラク中央政府も警戒感を表明し、正当なものとは認めないと明言している。

 イスラエルはクルド人の独立国家を支持する方針を公言している唯一の国で、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「自らの国家の実現に向けたクルド人の正当な努力」を支持すると表明し。
【翻訳編集】AFPBB News