2012年にジャスティン・ビーバーが見出したことで注目を浴びた、YouTuberで歌手のマディソン・ビアー(18歳)。この夏ブルックリン・ベッカムとの交際報道も出て、ますます注目度が高まっている彼女が、とあるインタビューで明かしたのはゲイである自身の祖父が越えてきた葛藤について。

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2012年にこの世を去ったマディソンの祖父マーティー。おじいちゃんっ子だったマディソンは、母方の祖父である彼のことを大好きだったようで、一緒に歌っている動画を投稿したことも!

動画のリンクは切れているけど、「おじいちゃんと『Small Potato』のテーマソングをふざけながら歌ってるのよ!笑」とツイートしていた。

亡くなった翌日にもツイート。

「おじいちゃんが昨夜亡くなったの。少し前から癌と闘ってたのよ」

マーティーさんには20年間連れ添った夫がいたそうで、過去にはマディソンが「本当にお似合いでかわいいふたり」と話したことも。マーティさんの夫もその数年後に亡くなってしまったようだけど、マディソンはそんな2人のことを思い出すことが多いようで、ツイートはもちろん、インタビューでも度々語るように。

祖父マーティの時代と現代を比べると、LGBTの人々に対する世間の向き合い方が随分変わったことを話したことも。

「私のおじいちゃんはゲイだったんだけど、一度もカミングアウトしたことがなかったわ。彼は生きている間ずっと、他人にどう思われるのか考え、恐れながら過ごしたの。当時の世の中では受け入れられ難いことだったから。それに違法だったのよ。だから『ロンドン・プライド』などを通して、時代が変わったんだなって思ったの。本当に美しい時代になったなって。いまだに愛すべき人を愛しただけで反対する人々もいるけど、少なくとも世界中がひとつになっていることは美しいことだと思うわ」

今でも差別や偏見が完全にはなくなってはいないとはいえ、マディソンの祖父たちが活きた時代よりは大きな前進があったことは明らか。また、とあるレズビアンのカップルの話によると、昔のLGBT仲間が集まり、HIV対策などを含めた様々なプロジェクトを立ち上げるなどの努力があったからこそ、現代は過去と比べるとはるかにオープンになり、様々な愛を受け入れられるようになったんだそう。現代を生きる私たちもここで歩みを止めることなく、先人たちがそうしてくれたように、未来ために多様性の重要性を謳い、活動し続けることが必要なはず。