バランスボールを使う時は周囲を確かめて

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【あさイチ 女のニュース】(NHK)2017年9月27日放送
健康器具で思わぬケガが続出

健康ブームを反映し、どこの家庭にも1台や2台はある健康器具。最近、使用中の事故で、視力の低下やヤケド、骨折など重いケガをするケースが増えている。番組では、健康指導のスペシャリストに健康器具を使う時の注意点を聞いた。

電動式腹筋ベルトでヤケド、筋トレチューブで視力低下

番組の冒頭、福岡県の60代女性Aさんのケースを紹介した。Aさんはバランスボールに腰掛け、ストレッチをしながらテレビを見るのを大の楽しみにしていた。

Aさん「ある時、バランスを崩して後ろにひっくり返り、部屋の柱に頭を強く打ってしまいした。鶏の卵大のコブができました。バランスボールは今も部屋の中にありますが、もう使う気になれません」

国民生活センターによると、健康器具によるケガの報告がこの5年間で250件以上あり、全治1か月以上の重いケガが42件あるという。同センター商品テスト部の坂東俊秀さんはこう説明する。

坂東さん「電気の刺激で腹筋を鍛えるベルト状の器具でヤケドをする、上半身の筋肉を鍛えるチューブ型の器具が足から外れて目を直撃して視力が低下する、イス型の腹筋マシンで背骨を骨折するなどの事故が報告されています。ケガをしているのは、だいたい40代以上の年配の方々ですね。特に60代女性が最も多いです」

番組には、子どもが健康器具で遊んでケガをしたというファクスも寄せられた。健康器具によるケガを防ぐには、どうしたらよいだろうか。横浜市スポーツ医科学センターの指導員、江藤和広さんが「何よりも取扱説明書をしっかり読んで理解してください。よく読まないで使う人が多いからです」と強調し、次の3つのポイントをアドバイスした。

(1)器具を使う「場所」に注意しよう。周りにケガにつながるものがないか、必ず確認する。そもそも狭い家屋には不向きな器具もある。

(2)自分の「体調」に注意しよう。使うと持病が悪化する場合があるため、説明書の体調に関する注意事項を必ず確認する。説明書には「骨に異常がある」「皮膚疾患」「首や腰のヘルニア」「高血圧」など、使用不可の条件が書かれているはずだ。

(3)使用する「時間」や「回数」に注意しよう。説明書に書いてある使用時間や回数はあくまで「目安」だ。痛みや疲れ、違和感を覚えたら、すぐに中止して医師に相談しよう。井ノ原快彦キャスター「有働さんは使っていますか?」

有働由美子キャスター「いろいろ使っていますよ。電動も何もかも。でも、ケガをする前にだいたい飽きちゃう(笑)。確かに説明書はろくに読まないですね」
井ノ原キャスター「しっかり読んでください!」