10月2日(月)より、「NEWS ZERO」の新キャスターに就任する岩本乃蒼アナウンサー

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毎週月〜金曜、日本テレビ系にて放送中の「NEWS ZERO」。10月2日(月)の放送から、同番組のキャスターに岩本乃蒼アナウンサーが就任することが決定。キャスター就任に際しての意気込みなどを語ってもらった。

【写真を見る】憧れの「NEWS ZERO」キャスター席に着いた岩本乃蒼アナ

――まずは「NEWS ZERO」のキャスターとなることについて、意気込みをお願いします。

実は私、入社前の採用試験時から「日本テレビで担当したい番組は何ですか?」と質問された際に、「NEWS ZEROです」と答えていました。今回「NEW ZERO」を担当すると聞きまして、本当に光栄という思いでいっぱいです。

「NEWS ZERO」は10月で12年目に入りますが、村尾(信尚)キャスターや、小正(裕佳子)キャスター、そして、歴代では小林麻央さんや鈴江奈々アナウンサーなど、皆さんが「ニュースを分かりやすく伝えたい」「未来をよくしたい」「誰かのためになるような報道をしていきたい」という、変わらない思いでここまで来ていると思います。

そんな「NEWS ZERO」の一員になると思うと、もちろんプレッシャーも感じますが、これから自分ができることを120パーセントの力で臨んでいきたいという思いでいっぱいです。とはいえ、これまで11年間の歴史を踏まえつつも、せっかく新キャスターとして入りますので、番組に“新しい風”を吹かせていきたいとも考えています。

東京五輪まで3年を切りましたが、やはりこの東京のど真ん中でオリンピックを迎える3年前というこのタイミングで「NEWS ZERO」のキャスターになれたことは、私にとって本当に大きなチャンスだと思います。

カルチャーを担当するキャスターとして、東京の街の移り変わりであったり、東京の皆さんの盛り上がりであったりを一生懸命追って、自分の耳で聞いて目で見て、伝えていきたいなと思っています。10月2日からよろしくお願いいたします。

――もともとこの番組を担当したいと思われたのはどういった理由でしたか?

1時間の番組の中で、ニュース、スポーツ、そしてカルチャーと、本当に多角的に世の中を捉えられるような番組だなあと思っていました。「NEWS ZERO」が始まった当初、私はまだ中学生だったんですが、中学生が夜11時に「ニュース番組を見たい!」と思えたことが、私の中ではなかなか衝撃的でした。

今ももちろん「ZERO」は若い方々に見ていただいていると思うんですが、私も中学生から大学生へ、今社会人になってという移り変わりと共に、この11年「ZERO」の歴史をずっとを見てきたからこそ、今の「ZERO」を担当できてうれしいですね。

――これまでは「スッキリ!!」で朝の情報番組を担当してこられましたが、これから「NEWS ZERO」という報道番組に移ることで、扱う事件やネタも変わってくると思います。ご自身の中で、どういった心持ちで臨もうと考えていますか?

「スッキリ!!」ではキャスターとしてというより、スタジオ進行がどれだけ滞りなく進むかを注視していた部分もあったんですが、もちろんニュースの中身は全部理解をして臨んでいました。そんな中で、加藤浩次さんからは『さまざまな方向から物事を見る』ということの大切さを、番組に携わった3年半で学ばせていただきました。

本当は「ゼロからのスタート」なんて言うといいのかなとも思うんですが(笑)、この3年半の間に教えてもらったことも失敗したことも、全部を糧にして新しい「NEWS ZERO」に加わっていきたいなと思っています。

同じ事象をいろんな番組で取り上げていたとしても「ZERO」なりの伝え方があると思いますし、それは情報番組の伝え方とは違うと思うので、その「ZEROらしさ」って何だろうと、この(番組のイメージカラーである)緑をバックにした今、ちょっと感じています。

先日、村尾キャスターにご挨拶させていただいたんですが、村尾さんから「おろかな質問はないんだよ」というお言葉をいただきました。おろかな答えがあったとしても、分からないと思ったことは全部聞いて、疑問は自分自身も“ZERO”に、そして視聴者の皆さんに“疑問ZERO”の放送となるよう、努めていきたいと思っています。

――先ほどのコメントの中で、「新しい風を吹かせたい」「分かりやすく伝えたい」という言葉もありましたが、具体的に何か努力していることなどはありますか?

まだ「スッキリ!!」の生放送で日々手いっぱいではあるんですが、「“新しい風”って何だろう」と考えた時に、自分の中で報道番組に携わる責任や決意はありながらも、やっぱり「テレビはエンターテインメント」だという意識があって。

そうしたカルチャーの視点から世の中を捉えられるような取材を通して、視聴者の皆さんに伝えられたらなと思っています。具体的には、私は海が好きなので、潜水士の免許などを取って海の中での取材をしてみたいです。

あとは、最近AIテクノロジーの取材もどんどん増えてきているんですが、テレビの中で(それらの技術を)説明するのは本当に難しいと経験上思うんです。そうした最新の技術を分かりやすく、面白いと思ってもらえるようなカルチャーの取材をしたいなと思っています。

先日「アナウンサーAI」というものを目にしたんですが、私自身、アナウンサーAIには「まだ勝てていたな」と思っていまして(笑)。でも、そろそろ追い付いてくるんじゃないかっていう恐怖感があります。

日本テレビの社員として、「テレビはこれからどうなるんだろう?」という問題意識、解決意識を持って、テレビのこれからを考える機会をたくさんいただきますが、「アナウンサーが10年後や20年後、テレビの中で出来ることって何だろう?」と考えた時に、“AIにはできないアナウンサー”を目指すのがいいんじゃないかなと思っていて。

きっと「ZERO」を見てくださる方の中には、ベッドで横になりながらとか、台所で耳だけ傾けているとか、そうした形で番組に接してくださる方もいらっしゃるかもしれません。

そうした方々にとって、「NEWS ZERO」が集中して見る1時間ではなくて、「何だかこの番組いいな」とか「カルチャーを伝えている岩本さんってどんな人なんだろう?」とか、感覚的に思っていただけることがこれから先大事なんじゃないかなという思いを持っています。なので、そこはちょっと自分の中で意識して望んでいきたいですね。

――実際に「NEWS ZERO」の椅子に座られてみて、そこから見える景色はいかがですか?

恐らく放送の画面に映りこんでいて、視聴者の皆さんもご存知だと思うんですが、(同じスタジオ内にある)「スッキリ!!」のセットが見えていて、ちょっと気持ち悪いというか(笑)、「こんなふうに見えてるんだ」って思いました。

同じスタジオで朝8時からお送りしている「スッキリ!!」のセットと、今度は向き合って「ZERO」をやっていくんだっていう実感がここで沸きましたし、「ここから見た朝の情報番組って、どういうふうに見えているんだろう」とも思いましたね。

――「スッキリ!!」でご一緒していた加藤さんからは、番組卒業に当たってアドバイスなどはありましたか?

加藤さんはオンエアでは寂しいと仰ってくださったんですが、裏では「頑張ってこいよ」と応援してくださいました。9月29日が最後のオンエアなので、その後に実際どう思っているのか聞きたいなと思います(笑)。

加藤さんからは、「加藤浩次がこのニュースをどう切るか」ということを背中で学ばせていただいて。ただ、それがキャスターとして必ずしも正解ではないということも、加藤さんの背中で学んだ部分があります。

でも、何も知らなかった新人の時からお世話になった加藤さんのものの見方というのは、きっと私の中に何%かは植えつけられていて、それが新しい風につながれば、というふうに思っています。加藤さんと(近藤)春菜さんから学んだことも全部ひっくるめて、10月からの「ZERO」で生かしていきたいなと思っています。

――語学が得意とのことですが、番組の中でどのように生かしていきたいですか?

高校1年生の時にスペインに留学をしたことがありまして、スペイン語とカタロニア(カタルーニャ)語が話せるのですが、私がスペイン語を学び始めたきっかけは、小さい頃にジャポニカ学習帳を見た時の、「エクアドルのガラパゴス諸島に行ってみたい!」という思いからでした。

大学生の時、実際にガラパゴス諸島に行ったんですが、そこで見た大自然は「CGなんじゃないかな?」というような想像以上の部分と、ジャポニカ学習帳で見たあの写真よりも「ちょっと都会的になってしまってるな、自然がなくなってしまってるな」という部分が混在していました。

なので、そういった海外への取材、特に南米は私も今興味がある場所でもあるので、実際に自分で行けるなら行きたいですね。それだけでなく、南米からいらっしゃった方の対談ですとか、サッカーもスペイン語圏の方が多いですし、そういった方々のお話を伺うような機会があればうれしいです。

あとは、私の特技がフラメンコなので、いつかフラメンコがカルチャーのコーナーでお伝えできるようなことがあれば、もちろん情熱的なスペイン語と踊りで取材したいと思っています(笑)。

――朝の番組をやってこられて、10月からライフスタイルが真逆になると思いますが、今から切り替えるためにやっていることはありますか?

(今の段階では)本当に想像がつかないんです。9月29日の金曜日まで「スッキリ!!」を担当させていただいて、土日を挟んで月曜日からすぐに「ZERO」なので、その土日で何とか「ZERO」スタイルにならなきゃいけないなと思っています。

でも、私体力には自信があるんです。飛行機に乗っていても今まで時差ぼけをしたことがないですし、体力さえあれば、そのうちに何とか「ZERO」スタイルになるのではないかと踏んでいます。

ただ、朝の番組から夜の番組に移動した方の話などを聞いていると、(それまでの習慣から)朝5時に目が覚めてしまうこともあるそうで。いろんなことがあると思いますが、走り込みなどをして、筋力アップ、体力アップに努めていくという、今はそのくらいの備えしかしていないですね」

――「スッキリ!!」ではゲストをお迎えする立場が多かったですが、これからは取材へ行かれることも増えるかと思います。今一番会いたい方、取材してみたい方はどなたですか?

入社当初に、「2020年、自分はどんなアナウンサーになっていますか?」というお題に対してプレゼンテーションするという研修がありまして。先日それを引っ張り出してきて、ちょっと読んでみたんです。

私が入社したのは2014年なんですが、東日本大震災という事象だけでなく入社前後にも災害が多かったので、報道志望ということもあってそこを起点に原稿を書いていました。その中になぜか、「ZEROのエンディングテーマを担当していた福山さんと一緒に取材する」という文言があったんです。

カルチャーを担当するということで、もちろん福山さんにインタビューでお話も伺いたいんですが、福山さんがどういうふうに世の中を見ているのかというのを付き添うような取材ができたらなと、以前の自分の言葉から再認識しました。

――岩本さんがキャスターとして物事を視聴者に伝えていく中で、大事にされていることや、ご自身のポリシーなどはありますか?

私のポリシーは、家訓なんですが、「いつ何時もエンターテイナーであれ」です。それは楽しませるということだけではなく、「テレビを見ている視聴者の皆さんにストレスなく、物事を分かりやすく」というのをモットーに、「楽をしながら楽しんでもらいたい」という思いでいつもオンエアに臨んでいます。

先ほどの“疑問ZERO”ではないですが、分からないことがあったら皆さんにお伝えすることができないので、自分がしっかり理解した状態でニュースに取り組んで、カルチャーの取材に取り組んで、視聴者の皆さんにとって一番受け入れられる、「楽ができて、楽しくて、ためになった」というようなオンエアを目指しています。

――最後に、視聴者の方々へメッセージをお願いします。

今まではすてきな朝から一日をスタートしていただきたいと思ってオンエアに臨んでいたのですが、「NEWS ZERO」を担当するに当たり、皆さんにとって一日の最後の時間に、今日の一日の出来事を分かりやすくお伝えして、見てよかったなと思ってもらえるようなオンエアを目指していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!