読み放題サービスの普及などにより、デジタル媒体で好きな雑誌・箇所を選んで読む「つまみ読み」が増えている。(c) 123rf

写真拡大

 ひと昔前、例えば20年前ぐらいには、情報は雑誌・新聞から得る人が多かった。その後、WEB検索サイトの普及で旬の情報が誰でも簡単に手に入るようになったが、一方で紙媒体、特に雑誌の販売数は激減した。雑誌は死んでしまったのか?いやそんなことはない!雑誌は生活にまだしっかりと根付いている――。雑誌が紙からデジタルにシフトしているのが最近のトレンドだが、雑誌の読み方や活用法にも変化が生じている。気になった記事やテーマだけをちょっとずつ読む、いわゆる雑誌の「つまみ読み」というスタイルがいま、注目を浴びている。

【こちらも】電子書籍市場、拡大のカギはサービス発展とデバイス普及

 そこで生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、20〜40代の男女500名を対象に、雑誌の楽しみ方に関する意識・実態調査を行っている。

 まず、「あなたは雑誌を読むことが好きですか?」と質問。73%と大多数が「好き」と回答。その一方で、「毎号必ず購入している雑誌がある」と答えた人は15%とわずか1割台だった。いま雑誌を定期購読する人は激減しているのだ。

 近年流行している「つまみ読み」について質問すると、約7割が「ある」と回答した。具体的な「つまみ読み」の方法では「美容室でいろいろな雑誌を読む」(58%)、「試し読みができるブックカフェなどのお店に行く」(56%)に続いて、「雑誌のデジタル購読サービスを使う」と答えた人も約3人に1人(34%)となった。紙媒体の「つまみ読み」だけでなく、デジタル媒体で「つまみ読み」する人も急増中だ。雑誌の流れとしては2015年頃からは、WEB上で雑誌の定額読み放題サービスが急成長。これにより、気になった記事やテーマだけを、ちょっとずつ楽しむ「つまみ読み」スタイルが広がってようだ。

 では、すでにつまみ読みを行っている人にどのように読んでいるのか質問。そこには、様々なテクニックがあった。たとえば「気になるキーワードを検索入力して、該当する記事・コンテンツを読む」(53%)、「後から見返したい記事・コンテンツはブックマークやスクリーンショットをして保存する」(58%)、「おすすめで表示された記事やコンテンツを読む」(64%)などなど。ブックマークやスクリーンショット、キーワード検索など、デジタルの「つまみ読み」ならではの新しい雑誌体験が楽しまれているのだ。