自身の出来には反省していた太田だが……。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1・28節]FC東京 0-0 磐田/9月30日/味スタ
 
 試合後、太田宏介の表情は明るくなかった。「縦に仕掛ける時にチーム全体として躍動感がなかったのでは?」と質問すると、「いやあ……」と心から振り絞るような声が出てきた。
 
「今日は0-0ですけど、それ以前があまりにも酷すぎたから。この前のレイソル戦もバックパスが多くて……。僕個人で言えば、サイドでもらってクロスを上げられるシーンがほぼゼロに近い。ボールを持っても中にサポートがあまりいないっていうのが、今日に限らず、今季はここまでそうだから、歯痒いですね」
 
 そう反省していた太田だが、この磐田戦ではわずかな光明があった。
 
「今日はアイツがあそこにいて、前を向いて大久保選手とチョン、チョンとやってくれるだけでだいぶ変わりましたからね。そこは凄い良かった」
 
 アイツとは、磐田戦でボランチに抜擢された東慶悟のことだ。不慣れなポジションながらも精力的にボールに絡み、局面を前に押し上げる役割を果たしていた。そんな東はポジティブに次のようなコメントをしていた。
 
「大久保選手とはやりやすい。要求してくることは分かるし、近くでサポートしてあげられる回数が増えれば、もっと良くなると思う」
 
 FC東京がここから巻き返すには、“ボランチ東”がひとつの有効手段になるかもしれない。

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