長濱ねる、“欅坂46専任”で新たなフェーズへ けやき坂46との兼任期間に全うした役割

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 欅坂46が、10月25日にリリースする5thシングル『風に吹かれても』の選抜メンバーを発表。同時に、運営からの人事発令として欅坂46とけやき坂46を兼任していた長濱ねるが、欅坂46に専任することがアナウンスされた。

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 選抜発表が放送された9月24日の『欅って、書けない?』(テレビ東京)で、専任を伝えられた長濱はしばらく呆然した後に、「ツアーを通して自分の存在がどっちのグループにも中途半端で、迷惑かけていると思っていたので、今回は専任という役割を全うしたいです」とコメントした。

 長濱が口にしているように、今の欅坂46を語る上で今夏開催された初の全国アリーナツアー『真っ白なものは汚したくなる』は欠かすことのできないライブであった。全国6カ所、11公演。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』など、3つのフェスへの出演も合わせ、全てが8月の1カ月間の中で行われた、グループにとってまさに激動の夏。紗幕に歌詞を投影した「エキセントリック」で始まるツアーは、センターの平手友梨奈を中心に、ダンストラックを織り交ぜながらアーティスティックな演出で魅せていった。このツアーを観ていて気づいたのが、長濱の参加楽曲の多さだ。欅坂46とは表裏一体、柔和な世界観のけやき坂46のパフォーマンスに続き、長濱のソロ楽曲「100年待てば」で気球に乗って現れた時は、彼女のバイタリティーに驚いた。

 2015年11月、長濱のみでスタートしたけやき坂46。長いスパンで全国を巡っているZeppツアーの成果もあり、MC役の佐々木久美を中心としたトークやパフォーマンスの成長は、けやき坂46の存在をより強く示すことに成功していた。唯一、欅坂46とけやき坂46の間を行き交う長濱は、気さくで様々なメンバーと近い距離にいる。以前、『欅って、書けない?』で、長濱がけやき坂46のメンバーのタイプを欅坂46のメンバーに例えて紹介したことがあったが、その姿からも長濱が2グループの橋渡しをする役割を担っていたことが分かる。しかしその代償に、心身にかかる負担も大きかった。専任の主な理由は体調面への配慮に尽きるが、欅坂46とけやき坂46による混合ユニット曲「猫の名前」や、“欅&けやき坂組”としての楽曲も増え、長濱が兼任期間に全うした役目は大きい。

 「ひらがなとしては結構、達成感もあります。毎公演成長できて、結束できて、MCやパフォーマンスで一人一人が責任を持って、向上していったと思います」ーー『月刊AKB48グループ新聞』での、キャプテン菅井友香との対談にて長濱はそう語っていた。けやき坂46のこの夏の成果が発揮されるのは、長濱の兼任解除後に行われたZepp Sapporoから始まったツアーであり、今秋スタートするけやき坂46初主演のドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)とも言える。ドラマでは、けやき坂46に追加メンバーとして合格している9人の中から、主要メンバーとして出演する1人がオーディションによって決まる。けやき坂46にとっては、新体制での新たなスタート。そして、長濱、欅坂46にとっても、5thシングルを機に、新たなフェーズを迎えることになるだろう。(渡辺彰浩)