遠く日本から母国サッカー界にメッセージを発信し続けているポドルスキ。やはり、超が付く人気者なのだ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 ヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキが吼えた!
 
 土曜日のJ1リーグ28節、アルビレックス新潟戦では88分にドリブル突破から追加点をゲット。チ―ムの2-0快勝に貢献した。その日の夜、ドイツの全国スポーツ紙『BILD』に特別コラムを寄稿。チャンピオンズ・リーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)に臨んだドイツ勢へのインプレッションを綴った。
 
 その冒頭で「なんて苦々しい結果だ! 6チームすべてが敗れ去るなんて!」と嘆いた。なんとCLとELのグループステージ2節に臨んだドイツ勢6クラブが、すべて敗北。現行の欧州カップ戦になってからは初の失態で、元ドイツ代表の英雄も「信じられない事態だ」とショックを隠せない。
 
 まず、CL初登場のRBライピツィヒについてだ。「苦戦が続いているが、もともと多くを期待してはいけない。すでに彼らは大きな成功を収めているわけで、CLは楽しみながらリラックスして臨んでほしい。チームとしての熟度、質、経験といずれも、CLを勝ち抜けるレベルにはない。なんとか3位でELに回ってもらいたい」と期待を込めた。
 
 レアル・マドリーに1-3の黒星を喫したのがボルシア・ドルトムント。ポルディーは「想定内の黒星」としつつも、ブンデスリーガで絶好調の攻撃陣が空回りに終わった点を不思議がった。
 
「レアルは桁外れのクラス。それにしてもあれだけリーグ戦でゴールを量産し、相手チームを苦しめている攻撃陣が通用しないとは……。さすがはディフェンディングチャンピオンだ。2連敗となったが、まだラウンド・オブ16に進むチャンスはある。ニコシア(APOEL)に連勝して、トッテナムとはホームでの直接対決に勝てばいいんだ。レアルは別格だから……」
 そして、「危機的状況だな!」と心配するのが、パリ・サンジェルマンに0-3の完敗を喫し、カルロ・アンチェロッティ監督が更迭された古巣、バイエルン・ミュンヘンの凋落ぶりだ。
 
「完全に火事になってしまっている。アンチェロッティの解任は驚きではなかった。クラブは遅かれ早かれ、行動を起こさなければいけなかったのだから。むしろ問題は、もう長きに渡ってチームと指揮官の間で信頼関係が築けていないという事実だ。ババリアン(バイエルン州の人びとの意)はずっとプランBを考えてこなかったが、今度こそドイツ人監督を招聘すべきだと思う。ドイツ人のジューレやルディを引き続き登用してほしいしね」
 
 熱いエールを贈りつつ、「忘れてはいけない。ドイツ人監督には、ドイツ人のスタッフを付けたほうが絶対にいい」と、最後に念を押した。