アトレティコ、完敗チェルシー戦から勝利を取り戻せず…レガネスとスコアレスドロー/リーガ第7節

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■リーガエスパニョーラ第7節 レガネス 0-0 アトレティコ・マドリー

30日のリーガエスパニョーラ第7節、アトレティコ・マドリーは敵地ブタルケでのレガネスとのダービーをスコアレスドローで終えた。

「相手が嫌がるチームであること」を標榜し、リーガでも欧州最高峰の舞台、チャンピオンズリーグ(CL)でもそうしたチームであり続けてきたシメオネ率いるアトレティコ。しかしミッドウィークに行われたチェルシー戦では、今季8試合目で初めて土をつけられただけでなく、相手に嫌がることをやられっ放しのまさに完敗という内容となった。

かてて加えて、アトレティコはCLグループリーグでの敗戦はこれまでに3回経験したが、その次に戦ったリーガの成績は2分け1敗と一度も勝利がない。「起こったことは、ただ過去になるしかない」。不穏な空気が漂う中、ただ前を見据える必要性を説いたシメオネ監督は、フィリペ、ルーカス・エルナンデス不在の左サイドバックにサウールを起用。GKオブラク、DFヒメネス、サビッチ、ゴディン、サウール、MFアンヘル・コレア、ガビ、トーマス、コケ、FWビエット、グリエズマンをスタメンとしている。

立ち上がりからフルスロットルで攻撃に出て、先制後には堅守速攻にシフト。これがアトレティコの定番の勝利パターンだが、ここまでのリーガで3失点しか許していないレガネスの守備はやはり堅い。試合は中盤での攻防がメインとなり、どちらもDFラインが完全に上がり切っていない相手に対して、不完全なカウンターを延々と仕掛けることに終始した。

34分には左サイドで豊富な運動量を誇示するサウールが、コレアのマイナスのパスからシュートを放つも、これはGKクエジャールの好セーブに阻まれる。アトレティコはこれを前半唯一の決定機として、焦燥感とともに試合を折り返している。

後半もアトレティコはレガネスの組織的なプレッシングに苦戦。53分には後半からピッチに立ったエル・サールに枠を捉えるシュートを打たれたが、オブラクのセーブによって何とか失点を逃れた。シメオネ監督は停滞する状況を打破しようと、54分にコレアに代えてカラスコを入れ、62分にはビエットとの交代でフェルナンド・トーレスをピッチに立たせる。さらに66分にはグリエズマンも下げてヴルサリコを投入。ヴルサリコを左サイドバックとしてサウールを1列上げ、前線はF・トーレスとカラスコの2トップとした。

以上の交代策によって、中盤をサウール、トマス、ガビ、コケと展開力に優れるカンテラーノ4人とし、ポゼッションを引き上げたアトレティコ。しかし、ゴールはまだ遠い。74分にはセットプレーの流れからゴディンがヘディングシュートを放ったが、これはクエジャールの横っ飛びに阻まれる。その後にはパワープレーに近い形で、レガネスのペナルティーエリア内に強引に入り込もうとするも、ことごとくボールを跳ね返された。

焦るアトレティコはレガネスの速攻にも手を焼く。89分にはサイドを突破したアムラバトのクロスが枠内へと向かうも、オブラクがさらなる好セーブを見せて何とか失点を防いだ。結局、試合はスコアレスのまま終了のホイッスル。アトレティコにとっては勝利を逃したというよりも、オブラクのおかげで敗戦を免れたという感覚での引き分けか。いずれにしろ完敗したチェルシー戦後に勝ち点3を獲得できずと、CLグループリーグでの敗戦後のジンクスは続き、スペイン国内では危機が騒がれることになる。

アトレティコがリーガで勝ち星を逃したのは4試合ぶり。勝ち点を15に伸ばすにとどまり、同日に勝利したセビージャ(勝ち点16)に2位の座を奪われ、翌日に試合を控える4位バレンシア、5位ベティスに並ばれる可能性がある。