今節で採用した4-2-3-1システムについて口を開いた磐田MF中村俊輔

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[9.30 J1第28節 FC東京0-0磐田 味スタ]

 今季、3-4-2-1を基本フォーメーションに据えて戦ってきたジュビロ磐田だが、FC東京戦では4-2-3-1に変更。その結果、守備ではコンパクトなライン形成が効いて、FC東京の攻撃陣を封じた一方、攻撃ではセットプレー以外で好機をほぼ創出できなかった。右サイドハーフに入ったMF中村俊輔は「まだまだみんなうまくいかなかった」と課題を認めつつも、今後に向けた手応えを口にした。

 名波浩監督は試合後の記者会見で「システム変更についての答えは差し控えさせて頂きたい」と手の内は明かさない構えを見せた。しかし、中盤のいたるところに顔を出してボールに絡んだ中村は「終わった後、『どう動いたら良かったか』という話をしたり、プラスのコミュニケーションができた」とチーム内のポジティブな様子を明かした。

 もちろん、無得点に終わった出来自体には、まったく満足していない。「この1週間で4バックにして、現在の段階から上積みをしたいということだったけど、もともとあったダイナミックさが消えてしまった」と悔やみ、その理由を「選手間の距離が近づきすぎてしまう」ためと分析する。

「今までの形ではアダ(アダイウトン)の速さとか、川又の強さとか、一人一人の良さが出やすい形だった。ただ、4バックにして中盤の人数が多くなると、『俺かな、俺かな』というふうになってしまう」と選手間に迷いが出ていたようだ。

 中村はボランチと2列目の選手を「中盤」と位置づけ、3-4-2-1では合わせて4人となる。ところが今節の4-2-3-1はトップ下にMF山田大記が入ったため5人。1人増えたことによって、そのエリアでの役割分担があいまいになってしまったのだという。

 それでも「今は次に進むためにもがいている感じ」と現状を認識したうえで、「4バックがダメというわけじゃない。これからに向けて、来年に向けて、また一つ引き出しをつくることができた」と、あくまでも前向きに積み重ねていく姿勢を示した。

(取材・文 竹内達也)
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