お寿司には「季節を味わう」という一面があります。そして回転寿司チェーンくら寿司は「バレンタイン」の期間には「シャリを入れたチョコレートをパンに挟んだ」シャリチョコパンや、「節分」には「いわし1匹を丸ごと巻いた恵方巻き」のまるごといわし巻など意欲的なメニューを提供してきました。そして、「ハロウィンくら寿司で」と「ハロウィン特製メニュー」を開発しました。10月13日(金)から10月31日(火)までの期間限定で新メニューが全4種類登場します「ハロウィン特製メニュー」は「大切な方と、くら寿司ハロウィンを楽しむ」「『SNS映えする写真を撮って楽しむ』という選択肢を提供する」との事、一足先に食べられる機会があったので行ってきました。

くら寿司初の「ハロウィン特製メニュー」4種を発売 〜10月13日(金)から10月31日(火)まで〜 | 共同通信PRワイヤー(プレスリリース)

https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201709085480/

くら寿司に到着。



ピークのお昼を過ぎていたからか、店内は空いていました。案内されたボックス席で新メニューに備えます。



まずは「消えるお化けの黒カレー」(税込399円)から、通常のシャリカレーは「カレーソース」とライス部分が酢めしでできた「シャリ」でできていますが、対して「消えるお化けの黒カレー」はカレーソースがイカスミで黒い「暗黒のカレーソース」になっており、シャリの上には「真っ白な綿あめ」がのり、さらにかわいらしいお化けのプレートが刺さっています。



紫色の部分は何かというと「紫キャベツの特製マヨソース」。



まずは、イカスミで黒くなった「暗黒のカレーソース」のみ食べてみます。どれぐらい黒いかというと、肉眼では黒いスプーンと黒いカレーソースの境界が判断しづらいほど。見た目に反してイカスミの臭みはなく、香辛料のスパイシーな香りがします。口に入れた瞬間は甘口のカレーだと感じましたが、すぐにピリッとした辛みが口に広がり、スパイスが効いた中辛程度の味付けだということがわかります。



「紫キャベツの特製マヨソース」がかかったシャリと一緒に食べてみると、マヨソースが辛味のある暗黒のカレーソースをまろやかにし、シャリの酢が後味をさっぱりにしてくれます。



シャリにのっている「真っ白な綿あめ」は「オバケ」をイメージしています。「暗黒のカレーソース」を「紫キャベツの特製マヨソースがかかったシャリ」と一緒に食べていきましょう。



まず「暗黒のカレーソース」を「綿あめ」にかけます。



すると綿あめが溶けていき……。



「お化けが暗闇に消える」姿を再現し、溶けた綿あめがシャリに合わさります。



シャリとカレーソースに合わせて食べると、綿あめが溶けた甘いシャリとピリ辛な暗黒のカレーソースに一体感があり「紫キャベツの特製マヨソース」がまろやかに包みます。食べる前は「ご飯に甘い綿あめをのせる」のに抵抗を持っていましたがマッチしていました。



次は「魔女の海老マヨ」(税込216円)。通常の「特撰海老マヨ」は揚げたエビの上にマヨネーズソースをかけますが、対して「魔女の海老マヨ」は揚げたエビの上に「紫キャベツの特製マヨソース」がかかっています。



紫と黄色が見事な縞模様を描いています。



箸で近づけると、見た目から想像できなかった、揚げたての衣とエビの香ばしい匂いで食欲が沸いてきました。



食べてみると、揚げての衣がサクサクして、エビの身がプリプリで食感が良いです。味はエビのうま味にマヨネーズがアクセントになっています。イメージは中華料理のエビのオーロラソース和えに近いです。



ハロウィン特製メニュー」はスイーツが全2種類あります。まずは魔女の持つ「ホラーなイメージ」を再現しており、ややグロテスクな「魔女のはぐき」(税込270円)から食べてみます。



大きさはiPhoneSEと比べるとこんな感じ。



白い歯のように並べてあるのは「マシュマロ」で、間から溢れる血のような赤色は「ラズベリーソース」となっており、灰色の部分は「竹炭で黒くしたミルク味のアイス」、そしてそれら全体を「ワッフル」で包んでクチっぽくしています。マシュマロの歯には1本だけ「ココアパウダー」がかかっており、「虫歯」を表現しています。



手づかみで食べてみます。



食べるとワッフルのフワッとした食感と控えめな甘さのあとに、やわらかいマシュマロと冷たいアイスの食感が加わります。そしてラズベリーソースの酸味がさっぱりとした後味にしてくれます。



次は目玉を表現した「恐怖の目玉ムース」(税込108円)を食べてみます。上に黒目を表現した「チョコレート」がのっており、赤い「イチゴゼリー」、白い「ミルクムース」でできています。



大きさは、手のひらより一回り小さく、iPhoneSEと比べるとこんな感じ。



先ほど食べた「ハロウィン特製メニュー」の「魔女のはぐき」と「恐怖の目玉ムース」を並べると巨大なお化けが現れます。



恐怖の目玉ムースをスプーンで中を割ってみると……。



中から「血」をイメージした真っ赤な「イチゴソース」がトロ〜リと流れ出します。



甘さ控えめでクリーミーなミルクムースとイチゴソースの酸味が合います。一緒にイチゴゼリーと食べると食感のアクセントになり、チョコレートと一緒に食べるとビターなチョコレートが味にバリエーションを増やします。



どれもショッキングな見た目のメニューでしたが、味と見た目を両立させようとするこだわりを感じる新メニューでした。なお「ハロウィン特製メニュー」は持ち帰りができず、全国のくら寿司店内にて、10月13日(金)から10月31日(火)のハロウィン当日までの期間限定で提供されます。