5-1の快勝に貢献した森谷。今後もチームのために戦うことを誓った。写真:田中研治

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[J1リーグ28節]川崎5-1C大阪/9月30日/等々力
 
 5得点を奪って快勝したC大阪戦で最もインパクトのあるゴールを奪ったのは森谷賢太郎だろう。
 
 前節の神戸戦、これまで出色の働きをしていた大島僚太が全治2か月の怪我(左ハムストリンの肉離れで)を負った。
 
 チームとしては大きな打撃だったが、C大阪戦で、大島が担っていたボランチで輝いたのが森谷だ。58分、中盤をドリブルで進んだ森谷は相手のプレッシャーが緩いと判断するや右足を一閃。ボールは得意の“ブレ球無回転ミドル”となり不規則な軌道を描きながらネットに突き刺さった。
 
「ちょっと当たり損ないみたいな感じだったんですが、ああいう方が不規則なボールになるというのは自分のなかでコツみたいな感覚があって。それをあの場面で出せました。良いいシュートが飛んで良かったです」
 
 一方で、大島と比較されることに関してはこう話す。
 
「比較されて(大島)僚太がいないとダメだという人もいると思います。でも、自分のなかではまったくなくて、みんなでやっているという意識が強いです。だから試合に出てチャンスをもらった人がやらなくてはいけないと感じています」
 
 その大きなチャンスを掴んだ森谷はチームの中で存在感を益々高めそうだ。大島の代役ではなく森谷賢太郎というプレーヤーとして――。
 
「ファン、サポーター、家族、奥さん、周りのサポートのお陰でサッカーに向き合えているので、そういう人のためにも今日は勝ちたいと思っていました」
 
 そう語る男は今後も一歩一歩、前に進んでいく覚悟だ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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