後半13分、スーパーゴールを決めたMF森谷賢太郎がチームメイトにもみくちゃにされる

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[9.30 J1第28節 川崎F5-1C大阪 等々力]

 2位川崎フロンターレはホームで4位セレッソ大阪に5-1で大勝し、2試合ぶりの白星で9試合負けなし(6勝3分)となった。この試合の前に首位・鹿島が鳥栖に0-1で敗戦。勝ち点差を縮める絶好のチャンスを生かし、勝ち点8差から同5差に詰め寄った。

 川崎Fは前節の神戸戦(0-0)から先発2人を変更。左太腿裏肉離れで離脱したMF大島僚太のほかMF阿部浩之も欠場し、MF森谷賢太郎とMF長谷川竜也が2試合ぶりに先発した。

 2連敗中のC大阪も前節・仙台戦(1-4)から先発2人が代わった。DF丸橋祐介が累積警告で出場停止で、出場停止を除く全26試合に先発してきたMFソウザも今季初のベンチスタート。左サイドバックではDF田中裕介が6試合ぶりに先発し、MF秋山大地が今季初先発に抜擢された。[スタメン&布陣はコチラ]

 C大阪は前半9分、右サイドからのMF山口蛍のアーリークロスにFW杉本健勇が頭で合わせるが、クロスバーの上へ。日本代表コンビでチャンスをつくったが、得点には結びつかなかった。

 川崎Fは前半18分、右サイドでキープしたMF家長昭博がマイナスに戻し、MF中村憲剛がミドルシュート。DFに当たってコースが変わったボールは鋭い反応を見せたGKキム・ジンヒョンに弾き出されたが、このプレーで獲得したCKから先制点を奪う。前半19分、中村の右CKからニアサイドに飛び込んだDF谷口彰悟が打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 谷口の2試合ぶり今季6ゴール目でリードした川崎Fは直後の前半21分にもカウンターからビッグチャンスをつくる。自陣で巧みにボールをおさめた家長からFW小林悠を経由し、右サイドに展開。スピードに乗ったDFエウシーニョが追いすがる秋山を振り切ってゴール前まで持ち込み、右足でシュートを打ったが、GKに阻まれた。

 ボールポゼッションを高め、試合の主導権を握る川崎Fは前半36分、中盤で山口の横パスをカットしたエウシーニョが前線の小林へ縦パス。PA手前から振り向きざまに左足を振り抜いたが、わずかにゴール左へ外れた。勢いづく川崎Fは前半45分に再びセットプレーから追加点を奪う。中村の左CKからこぼれ球を拾ったMFエドゥアルド・ネットがエウシーニョとパス交換し、PA右手前から左足でクロス。ゴール前に飛び込んだ小林がスライディングシュートで押し込んだ。

 2-0で折り返した後半も川崎Fのペースで試合は進む。後半5分、家長の浮き球のパスに反応した小林がPA内右に切れ込み、2度の切り返しから右足でシュート。これはGKに阻まれたが、同7分に勝利を手繰り寄せる3点目を奪った。日本代表に初選出されたDF車屋紳太郎が左サイドからクロス。ファーサイドにこぼれたボールをエウシーニョが右足ダイレクトで叩き、低く抑えたシュートを叩き込んだ。

 後半13分にはダメ押しの4点目となるスーパーゴールが飛び出した。ゴールまで約35mの位置で横パスを受けた森谷が右足を一閃。ドライブ回転のかかったロングシュートはアウトに流れながら急激に落下し、右ポストを弾いてゴールネットに突き刺さった。大島離脱の穴を埋める形で先発した森谷の23試合ぶりとなる今季2ゴール目で4-0。川崎Fが一気の猛攻で勝利を決定づけた。

 4点ビハインドのC大阪は後半19分、秋山に代えてソウザを投入。同23分にはそのソウザの強烈な右足ミドルをGKが弾いたところに詰めたMF柿谷曜一朗が左足で押し込み、1点を返した。後半34分、DFマテイ・ヨニッチに代わってMF清武弘嗣が入ると、MF山村和也がトップ下からセンターバックにポジションを変更。負傷明けの清武は今月20日の天皇杯4回戦で復帰していたが、リーグ戦は6月25日の仙台戦以来、約3か月ぶりの出場となり、トップ下の位置に入った。

 しかし、次の1点を奪ったのは川崎Fだった。後半44分、カウンターからエウシーニョが右サイドを駆け上がり、GKの位置をよく見た技ありのループシュート。鮮やかにゴールネットを揺らし、5-1と突き放した。後半アディショナルタイムにはスルーパスに反応した家長がゴール前でGKキム・ジンヒョンに足を引っかけられて倒れたが、西村雄一主審は笛を吹かず。川崎Fの選手は猛抗議するもPKは与えられず、そのまま5-1でタイムアップを迎えた。

(取材・文 西山紘平)


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