対決を前に古巣への思いを語るベニテス監督「リヴァプールは私の家」

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 ニューカッスルを率いるラファエル・ベニテス監督が、日曜日に対戦を控える古巣リヴァプールとの一戦を前に古巣への思いを語っている。イギリスメディア『リヴァプール・エコー』が、29日に報じた。

  2004年にリヴァプールの監督へ就任したベニテス監督は、その後6年間にわたって名門を指揮。04−05シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、05−06シーズンのFAカップ優勝といった栄冠にチームを導くなど、監督として一時代を築いた。そんな古巣との対戦を前に、同監督がクラブと街への愛情を語っている。

「リヴァプールは私の家だ。あの場所には素晴らしい記憶がある。私にとっては特別な試合だよ。私の家族は今でもリヴァプールに住んでいるし、思い出も相まってきっと感情的な試合になるだろうね」

 もちろん、ベニテス監督としても自分の仕事を忘れているわけではない。「日曜日には勝つための努力をするよ。私は我々のファンを最後に幸せにさせたいと思っているからね。私はニューカッスルと共に勝利したいんだ」と話し、あくまで現在指揮しているチームのためにこの試合も勝ちに行くことを強調した。

 ただ、ベニテス監督がリヴァプールを離れてから7年以上が過ぎた今でも両者の繋がりは消えていないようだ。多くのリヴァプールのファンが犠牲となった“ヒルズボロの悲劇”から28年が過ぎようとしていた今年の4月、当時2部でプレーしていたニューカッスルが事故の現場であるヒルズボロ・スタジアムで試合をする機会があった。そして、ベニテス監督は記念碑の前で花輪を敷き、犠牲となった人々に敬意を表する時間を取ったという。

 その際、同監督は「我々は地元の慈善団体、犠牲者の家族たちと一緒になって働く。我々は多くの関係を築き上げており、私自身もニューカッスルとリヴァプールのファンたちと良好な繋がりを持っているよ」と語り、引き続き遺族への支援を行っていく意向を示していた。

 本人が語るとおり、古巣を迎えての一戦はベニテス監督にとって様々な思いが去来する試合となるに違いない。経験豊富な同監督が古巣相手にどのような策を講じてくるか、この試合の行方に要注目だ。