甲府の攻撃を牽引するドゥドゥ。柏戦では見事なシュートを決め、チームを勝利に導いた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部

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[J1・28節]柏0-1甲府/9月30日(土)/日立柏サッカー場
 
 残留争い真っ只中の甲府が、9戦無敗と好調を維持していた柏から大金星を挙げた。
 
 勝利の立役者となったのは、ブラジル人FWのドゥドゥだ。ハイライトは、柏の猛攻を受け、守勢に回っていた89分。この助っ人FWは自陣からのクリアボールに反応し、相手守備陣の背後に抜け出すと、ドリブルでDFをかわし、右足を一閃。絶妙なカーブをかけたシュートをゴール右隅に突き刺した。横浜戦から2試合連続ゴールでチームを連勝に導いてみせたのだ。
 
「左側からDFが来ているのが見えたが、そこしかないという隙間が見えたので、そこに蹴りこみました。もしも(例えば)4節前とかだったら蹴っていなかったかもしれません。でも前回のマリノス戦の2得点で自信がついたから今日も決めたいと思って、(リンスへのパスを選択せずに)シュートを選択しました」
 
 鮮烈ゴールを振り返ったこの日のヒーローは、14年夏から柏に所属していた。昨季の第2ステージはメンバーから外れていたため、実に3年ぶりの凱旋だった。古巣との対戦で燃える想いもあったようだ。
 
「以前所属したチームとの対戦について特別な想いはある。相手は一緒に闘った選手たちなので。『やってやろう』、『成長を見せよう』というプラスの気持ちが生まれます。今週は『次の試合(柏戦)で絶対決める』と思って過ごしていました」
 
 古巣への恩返し弾を決めたドゥドゥはさらに、こんなことも言っていた。
 
「ブラジルでは、『FWの選手は前に所属していたクラブとの対戦で、ほとんど決められる』とよく言われています。『99.9佑粒領┐之茲瓩蕕譴襦戮函
 
 そんなブラジル流のジンクスを冗談めかして口にしながら、はにかんだドゥドゥ。とはいえ、実際に見事な決勝ゴールを決めてみせるのだから恐るべしだ。
 
 甲府が残留するためには、このブラジル人FWの活躍は不可欠。今後も目が離せないタレントだ。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)